御曹司の恩返し? バリラがF1スポンサーに。
F1は、イタリアの大手パスタメーカー・バリラとスポンサー契約を結んだと発表しました。「F1公式パスタパートナー」として、各グランプリ会場のパドックでパスタを提供するとのことです。
日本でもバリラのパスタは販売されているのでご存知の方も多いかと思いますが、F1のオールドファンであれば、バリラ創業家のご子息であるパオロ・バリラ氏がF1ドライバーであったことを記憶している方もいるかと思います。1989~90年にかけてミナルディから参戦していました。現在はVice President(副社長)だそうです。
ミナルディはその後チームの売却が繰り返され、現在はVCARBとなっています。イタリアのチームであるミナルディは、モーターホームで提供されるパスタの味が評判だったそうで、その歴史がまた蘇ることになりそうです。
Wikipediaや他の記事によると、バリラ氏は親に頼ることなく自らスポンサーを募り、資金を集めてレースに参戦していたとのこと。もちろん当時と現在のF1では必要なコストが桁違いですし、ちょうど1990年前後はエントリー数が多く予備予選も行われていた時期ですから、そこまで参戦のハードルは高くなかったでしょうけど、30数年の時を経てF1界に戻ってくる形となりました。
いまはスポンサーのバックアップなしでF1に乗るのは難しく、シートも20しかありません。ということで、親がオーナーを務めているストロール選手(アストンマーティン)がどうしても引き合いに出されてしまいますが・・・来年からホンダとパートナーシップを組むだけに、今後どうなるんでしょう。
話を戻すと、バリラはかつてセリエA・ASローマのメインスポンサーを務めていたこともあり、最近ではテニスのフェデラー選手をスポンサードしていました。フェデラー選手の引退後、新たな投資先が見つかったことになります。
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