INEOS、オールブラックス&アメリカズカップから撤退。

イギリスの石油化学メーカー・INEOSは、共同オーナーを務めるマンチェスター・ユナイテッドの再建計画に集中する一方で、他のスポーツへの投資を削減しています。


ニュージーランドラグビー協会に対して一方的にスポンサー契約の打ち切りを通告した件については、3月31日に和解が成立したと発表されています。和解の条件は明らかにされていませんが、INEOSが違約金を支払ったものと推定されます。

4月9日には、2027年に開催が予定されているヨット・アメリカズカップからの撤退も表明しています。イギリスのチーム運営会社であるアテナ・レーシングとの契約を終了しました。前回2024年の大会では「INEOS Britannia」の名前で参戦し、王者・ニュージーランドのチームへの挑戦権を獲得しましたが、優勝は逃しています。


同じくINEOSがスポンサーを務めるF1・メルセデスも技術面で協力していましたが、これも打ち切られることになります。資金面でも技術面でも窮地に追い込まれた形です。

こうなるとメルセデスからの撤退も当然ながら噂されることになるのですが、メルセデス側はいまのところ否定しています。ただ、INEOS側の思惑は正直分かりません。

また、サイクルロードレースのチーム・INEOS Grenadiersは現在新しいスポンサーを探しているところで、最近では代理店のSportfiveと提携したことを明らかにしています。表向きではさらなる体制強化が目的としていますが・・・さてどうなるんでしょう。

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