クラブW杯、英のサブライセンス先がChannel5に決定。
DAZNがグローバルで放映権を獲得し、各国のテレビ局に対してサブライセンスの交渉を進めているFIFAクラブワールドカップですが、イギリスのChannel5と新たに契約を結んだと発表されました。グループステージ48試合中15試合、決勝トーナメント15試合中8試合(決勝戦含む)が無料で放送されます。
Chaanel5は米パラマウント傘下の民放局です。DAZN公式のプレスリリースにもパラマウント社の担当者の名前が登場しているのはそういう意味です。
イギリスでは公共放送のBBC、大手民放局のITVに断られたと報じられています。金額の折り合いがつかなかったほか、7月に開催されるEURO女子の放映権を両社が持っており、スケジュール的にも無理があったようです。
クラブワールドカップの賞金総額は10億ドルと発表されており、これはDAZNが支払う放映権料と同じ水準です。実際にはそこにスポンサー収入が加わりますが、FIFAにとってはほとんど利益が出ない、もしくは赤字の大会となります。
DAZNにとってはサブライセンス契約によって、少しでも放映権料の回収をめざすとともに、インフラの負荷をなるべく軽減したいところです。開幕までおよそ50日。どこまで契約が決まるでしょうか。
※現時点におけるサブライセンス契約の成立状況
- アメリカ: WBD(英語)、TelevisaUnivision(スペイン語)
- イギリス: Channel5
- イタリア: Mediaset
- スペイン: Mediaset
- ブラジル: CazeTV
- エジプト: MBC
- アフリカ(サブサハラ): IRIS Sport Media(代理店)
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