NBAニックスとNHLレンジャーズ、放映権料減額へ。
ニューヨークのRSN(Regional Sports Nework)、MSG NetworkとCATV会社・Optimumの交渉が決裂し、年明けから放送が停止していた問題については2月13日付の記事で取り上げたのですが、その後2月22日に和解し、新たな契約が結ばれましたのでアップデートします。
これにより、MSGがローカル放映権を持っているNBAのニューヨーク・ニックス、およびNHLのニューヨーク・レンジャーズ、ニューヨーク・アイランダーズ、ニュージャージー・デビルズの試合がOptimumに帰ってきました。
Optimumは、契約数に応じてMSGに支払う金額が高いと主張しており、スポーツコンテンツを別料金にする案を提示していましたが、現時点でチャンネル構成に変化はないとのこと。具体的な合意内容については公開されていませんが、MSGが若干の値下げに応じた可能性があります。
MSG社には破綻の可能性が囁かれていましたが、最新の情報によると債務の借り換えを行ったとのことで、連邦破産法11条(日本の民事再生法にあたる)の申請を免れることになりました。そのかわり、同じ系列に属するNBAニックスとNHLレンジャーズに支払っている放映権料が削減されるとのこと。
2チームに支払われている放映権料は合わせて1.87億ドルとされていますが、今シーズンからニックスは28%、レンジャーズは18%の減額になります。また、2034-35シーズンまで結ばれていた契約を短縮し、2028-29シーズンまでとなりました。
両チームの内訳は定かでないのですが、2023-24シーズンの実績はニックスが1.35億ドル、レンジャーズが4,000万ドルだったそうで、同じ割合だと仮定すると、ニックスは1.44億ドル→1.04億ドル、レンジャーズは4,300万ドル→3,500万ドルとなり、あわせて4,800万ドルの減額という計算になります。
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