DAZN、ソフトバンク二軍戦を配信。12球団カバーへ。

DAZNは、4月29日からウエスタン・リーグのソフトバンク主催試合を配信すると発表しました。今シーズンからファームの公式戦について14球団中11球団の主催試合を配信していますが、これで広島・日本ハムを除く12球団となります。

https://dazngroup.com/press-room/0428-1/

これでイージースポーツが配信している11球団はすべてDAZNでも配信されることとなり、また巨人についてはDAZNのみの配信です。イージースポーツにとってどうなのよ、という気持ちにもなりますが、映像制作を請け負っている球団も多く、安定した売上は確保できているものと思われます。配信事業で利益をあげられていないのであれば、他社に配信してもらったほうがむしろよいのかもしれません。

気になるのはDAZNとイージースポーツの間に金銭のやり取りが発生しているかどうかです。DAZNはイージースポーツからサブライセンスを受けているのか。それともDAZNは各球団と放映権契約を結んでおり、イージースポーツは単なる映像制作元なのか。


DAZNの公式Xアカウントのポストでは「#イージースポーツ」というハッシュタグを付けていることから、イージースポーツと何かしらの契約が存在しているものと考えられます。ただ、具体的にどんな形で契約しているのかは分かっていません。

イージースポーツの運営会社であるEASY PRODUCTION株式会社は日本テレビと資本提携を行っており、巨人の二軍戦の映像制作にも技術協力として関わっています。にも関わらずイージースポーツでは配信できない状況となっているわけですが、DAZNと巨人の提携により、二軍戦の放映権料が一部イージースポーツに還元されているとも言えるでしょう。


なお、今回発表されたソフトバンクについては球団が自ら映像を制作しており、イージースポーツ制作ではないため、球団との放映権契約ではないかと思われます。

イージースポーツはかつて「イレブンスポーツ」でした。DAZNがEleven Sports本社を買収したことにともない、名称を変更しています。おそらくEleven Sports本社とは資本関係がないか、あっても小さいため、独立せざるを得なかったように思われます。しかし、DAZNとの縁は切りたくても切れないようです。

残る2球団についても触れておくと、日本ハムの二軍戦は自社の配信サービス「ファイターズMIRU」でライブ配信を行っています。また、GAORAでも一部の試合を生中継しています。アーカイブは「パ・リーグTV」でも配信しています。

広島については、地元CATVの「ちゅピCOM」が一部試合を生中継していますが、他の地域で視聴できる方法は確認できておりません。

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