ピアストリ独走で豪F1放映権の争い激化。
今年のF1はオスカー・ピアストリ選手(マクラーレン)が6戦中4勝をあげ、序盤戦を独走している状況です。ピアストリ選手はオーストラリア出身ですが、オーストラリアではF1の放映権が今年限りで切れるため、来年以降の争いが激しくなっています。
現在の権利者はFoxtelで、放映権料は年間4,500万豪ドル(約42.5億円)と推定されています。Foxtelは最近DAZNによって買収されましたので、DAZNにとってはこれも防衛戦となっています。
興味を示しているのはともに地上波テレビ局であるNineとNetwork Tenとされます。いずれもストリーミングサービス(前者はStan Sport、後者はParamount+)を保有しており、基本的に有料配信となりますが、一部レースが無料になることも考えられます。
なお、ユニバーサル・アクセス権の観点からオーストラリアGPについては無料放送が義務付けられます。FoxtelはNetwork Tenにサブライセンスを提供しています。
DAZNがF1の放映権を持っている国は、日本・スペイン・ポルトガルです。日本は今年までの契約であり、来年以降の動向が気になるところです。スペインは2026年まで、ポルトガルは2027年までとなっています。
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