DAZN、クラブW杯は全試合日本語実況付き。

6月に開幕するクラブワールドカップの放映権をグローバルで獲得しているDAZNは、日本で全63試合を「無料独占ライブ配信」すると発表。さらに、全試合に日本語実況が付くとのことです。


日本語「実況」と書いてあるので、解説が付く試合は限定されるものと思われますが、それでも現地コメンタリーの垂れ流しではなく、全試合に付けようとする姿勢には気合いを感じます。比較的マイナーな国のクラブについてどれだけ情報を仕入れることができるか、スタッフの力も問われます。

「独占ライブ配信」という表現もやや引っかかるものです。ライブじゃなくて録画ならいいのか、もしくは配信じゃなくて放送ならいいのか、というツッコミどころを残しています。DAZNは出場クラブがある国を中心として、放送局とのサブライセンス交渉を進めています。この状況については別の記事でまとめることにしますが、日本においてもどこかと交渉している可能性があります。


もっとも、旧フォーマットの大会でテレビ中継がだんだん減っていった経緯をふまえると期待は薄いです。スポンサーがつかないことには難しいです。浦和レッズ関連のスポンサーが集まって、テレビ埼玉(テレ玉)で中継するとか・・・どうですかねぇ。

DAZNとしては、これだけ気合いを入れて配信しても「その後」のほうが大事です。FIFAとの契約には「FIFA+」をDAZNのプラットフォームに統合するという内容が含まれており、近日中に具体的な内容が出てくるものと思われます。


ただ、それでも全試合に実況を付ける意味が見えてきません。FIFA+を通じてアーカイブをずっと残していくにあたっては、多言語対応が重要であるということは理解できるのですが・・・。もしかして、今後もFIFAの大会を配信していくことを想定してます?と邪推したくもなります。

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