クラブW杯のサブライセンス続報。独・露でも放送へ。
DAZNが進めている、FIFAクラブワールドカップのサブライセンスに関する続報です。ロシアのストリーミングサービス「Okko」との契約が明らかになっています。目下戦争中のロシアではDAZNのサービスが提供されていないため、Okkoは全試合を配信します。
戦争中のロシアはUEFAから締め出しを受けており、クラブワールドカップにも当然参加していません。制裁が解除されない限り、今後出場権を得るクラブも出てきません。
ロシアにおけるスポーツの放映権では、プレミアリーグやF1が契約を打ち切る動きを見せましたが、その一方でFIFAやオリンピックは契約を続けています。コンテンツを見せないことを「制裁」ととらえる考え方もありますが、世界規模のスポーツイベントをあえて見せることで、平和を強調するという考え方もあるでしょう。ロシア側にお金を払うなら問題かもしれませんが、受け取る側であればさほど問題ではないのかもしれません。
ドイツでは、大手民放局のProSiebenSat.1との契約が発表されています。ドイツからはバイエルン・ミュンヘンとドルトムントが出場しますが、両クラブが登場する全試合を放送する予定です。
ブラジルでは、以前お伝えした「CazeTV」に加えて、大手民放局のGloboとの契約が発表されています。前者はストリーミング、後者はテレビの権利となります。Globoは63試合中25試合以上を無料で放送し、40試合以上を有料チャンネルで放送するとのことです。
※現時点におけるサブライセンス契約の成立状況
- アメリカ: WBD(英語)、TelevisaUnivision(スペイン語)
- イギリス: Channel5
- イタリア: Mediaset
- スペイン: Mediaset
- ドイツ: ProSiebenSat.1
- ブラジル: Globo、CazeTV
- エジプト: MBC
- アフリカ(サブサハラ): IRIS Sport Media(代理店)
- ロシア: Okko
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