NPB二軍、3リーグに再編成か。
NPBが、現在イースタンとウエスタンの2リーグで編成されている二軍について、来年から3リーグに再編成することを検討していると報じられています。現在はイースタン8球団、ウエスタン6球団で行われていますが、6・4・4にする案が有力だとのこと。
再編成の理由としては、移動距離を減らすことでコスト削減をはかりたいとしています。
二軍についてはここ数年で環境整備が大きく進んできました。今年に入ってからも巨人と阪神が新たな拠点をオープン。千葉ロッテが浦和市から君津市への移転が決まっています。ヤクルトは戸田氏から茨城県守谷市に移転する予定で、また日本ハムも鎌ヶ谷市から北海道への移転を計画しており、現在候補となる自治体を募っているところです。
ただ、移動距離という話になると、北海道への移転というのは他球団にとってはたまらないわけです。日本ハムとしては一軍との入れ替えをスムーズに行いたいですし、道内で試合を開催したいというのは当然のことではあるのですが。
昨年から参入しているオイシックス新潟とくふうハヤテ(静岡)も、コスト削減には涙ぐましい努力をしています。福岡以外は基本的にバス移動だとのことです。米マイナーリーグでは当たり前のことかもしれませんし、ハングリー精神が培われたほうがいいという精神論もあるでしようが、彼らは独立採算で利益を生み出さなければならない立場です。もし経営が成り立たないようであれば、参入させた意義が根底から問われることになります。
個人的には、リーグ戦でそんなに試合数を組む必要もないのでは・・・と思ってしまいます。球団によっては三軍・四軍まで抱えているところもあり、近隣の独立リーグや社会人・大学のチームと練習試合を組んでいるわけですから、リーグ戦の試合数は縮小してもよさそうに思います。もっとも、そうなるとオイシックスはまたBCリーグに戻るのかという話にもなってしまいますが。
あとはリーグ全体で遠征費をシェアする仕組みがあってもいいのでしょう。どんな編成にしたところで、北海道や九州といった端っこのチームは余計コストがかかるわけですから、それはリーグ全体の問題ととらえて頂きたいものです。
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