DAZN、韓国クーパンに敗訴。CWCサブライセンス確定へ。
クラブワールドカップのサブライセンス契約をめぐって、韓国のクーパンプレイ(Coupang Play)がDAZNを提訴していた問題で、6月6日に控訴審が開かれ、即日判決が言い渡されました。第一審に続きクーパンが勝訴し、契約は有効であると認められました。
有料の記事しかないため詳細がつかめず申し訳ありません。時間的にも余裕がないため、本件はこれで決着するものとみられます。
クーパン側の主張では、放映権料170万ドルでサブライセンス契約を結んだとのことですが、DAZN側はまだ契約は成立していないと主張していました。交渉は電子メールで行われたのことで、いわゆる「言った言わない」の問題になっています。また、クーパン側は英語がネイティブではないため、解釈に行き違いが生じたとしているようです。
これで韓国ではクーパンプレイがクラブワールドカップを配信することがほぼ決まったことになりますが、もしDAZNが他社とも交渉しており、クーパンよりもさらに高い値段で契約を結んでいたとすると大変ややこしい問題となります。そのあたりの情報が欲しいところです。
また、韓国メディアではDAZNが近々韓国市場に本格進出するのではないかと報じられており、この判決はDAZNの戦略自体にも大きな影響を与えるかもしれません。
サブライセンス情報についてもアップデートします。中米では代理店のIRIS Sport Mediaを通じて6か国での放送が決まりました。コスタリカ・エルサルバドル・グアテマラ・ホンジュラス・ニカラグア・パナマが対象で、各国のテレビ局で放送されます。
また、同じくIRIS社を通じてアフリカのSporty TVが契約。南アフリカ・ナイジェリア・ガーナ・ケニアの計4か国で放送されます。63試合中26試合が対象とのことです。
- アメリカ: WBD(英語)、TelevisaUnivision(スペイン語)
- イギリス: Channel5
- イタリア: Mediaset
- スペイン: Mediaset
- ドイツ: ProSiebenSat.1
- フランス: TF1
- ロシア: Okko
- 中欧・東欧(11か国): EBU
- 中米(6か国): IRIS Sport Media(代理店)→各国のテレビ局
- ブラジル: Globo、CazeTV
- エジプト: MBC
- アフリカ(4か国): IRIS Sport Media(代理店)→Sporty TV
- オーストラリア: Foxtel
- ベトナム: FPT Play
- 韓国: Coupang Play(?)
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