U-21 Jリーグ、全試合配信へ。放映権も販売予定。

5月27日に開催されたJリーグの理事会後記者会見について、発言の記録が公開されました。ここでは、来年秋に発足予定の「U-21 Jリーグ」について詳しい説明が出ています。


当ブログ的に注目したいのは「全試合インターネット配信」を予定しているということです。放映権のセールスも進めたいとしています。実際に売れるかどうかは分かりませんが、少なくとも全試合の映像は制作され、何かしらの形で配信されることになります。

「U-21 Jリーグ」はJリーグ全60クラブのうち、参加を希望した11クラブによって開催されます。東地区6クラブ・西地区5クラブに分割し、同地区とはホーム&アウェーの2試合、他地区とはどちらかのホームで1試合を戦います。各クラブの試合数は東地区15試合、西地区14試合となり、総試合数は80試合(+プレーオフ)となります。


よって、Jリーグはその分の映像制作コストがかかります。J3レベルのクオリティを想定するとカメラは4台程度で、1人実況になるでしょうが、それでも1試合あたり200万円程度の制作費は必要になりそうです。


もちろん参加クラブにもコストはかかります。記者会見では1クラブあたり8,000~9,000万円の投資案件になると想定しているとのこと。すなわち、赤字運営ということですね。


全試合有観客で開催するとしていますが、有料にしなければならないとは書かれていません。有料だと追加コストが結構かかるので、クラブによっては無料とするところもでてきそうです。試合会場についても、普段のホーム以外のスタジアムでの開催が増えるものと思われますが、むしろそれを地域密着の材料として有効活用してほしいところです。

今回の記者会見でもうひとつ大きなトピックだったのは、2024年度の各クラブの決算内容が公開されたことですが、こちらは先行して記事にしていますのでこちらをご参照ください。

ついでに・・・と言いますか、U-21と言えば「U-21 EURO」が開幕しています。こちらはUEFA.tvでライブ配信です。なお、U-21は予選開始時の年齢制限であり、本大会ではU-23となっています。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000