サッカー・日本vs.インドネシア戦の視聴率
すこし前の話ですが、6月10日(火)に開催されたワールドカップアジア最終予選・日本vs.インドネシア戦の視聴率は12.4%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯視聴率)
通常であれば、試合の翌日(土日の場合は月曜)にはスポーツ紙がニュースとして取り上げるのですが、今回はなぜかどのメディアも取り上げていません。視聴率データはビデオリサーチ社の商品であり、公開される情報はビデオリサーチが認めたものに限られますが、今回は何かしらの理由でストップがかかったのでしょうか。よく分かりません。
今回出てきた数字は、毎週木曜にビデオリサーチが自社のWebサイトで公表しているものです。
ご存知の通り、アジア最終予選の放映権はAFCの管轄であり、日本ではDAZNが購入。ホーム開催の試合のみテレビ朝日にサブライセンスしています。テレビ朝日で放送されたホーム5試合の視聴率は以下の通りです。
- 2024/9/5(木) 日本vs.中国: 16.0%
- 2024/10/15(火) 日本vs.オーストラリア: 18.5%
- 2025/3/20(木) 日本vs.バーレーン: 21.7% ※ワールドカップ出場決定
- 2025/3/25(火) 日本vs.サウジアラビア: 16.7%
- 2025/6/10(火) 日本vs.インドネシア: 12.4%
消化試合となり、新しいメンバーを多数招集した今回の試合は、さすがに数字が伸びませんでした。それでも12%取れたことを評価すべきかは、コストとの兼ね合いでしょう。一説にはサブライセンス料は1試合3億円程度ともされますが、これを回収するのは視聴率15%でも不足している感があり、試合単独ではなく他の企画とも組み合わせていく必要があります。
ACLとDAZNは2028年まで契約を結んでいますが、ワールドカップ予選についてはこれで終了しました。A代表の主要大会は、2027年のアジアカップを残すのみとなります(ワールドカップ最終予選進出と同時にアジアカップ出場権も獲得済み)。そろそろ次の契約も動き出すかもしれません。代理店がどこになるのかも含めて、動きがありましたら随時お伝えします。
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