SAKUKEに続け。「KASSO」海外進出へ。
TBSで昨年から放送されている「KASSO」が北米市場に進出すると発表されました。AIM Entertainmentという会社がTBSからライセンスを受け、北米でのスポンサー獲得やイベントの企画・実施を手がけます。現地でローカライズされた番組の制作も予定されています。
「KASSO」はいわばスケートボード版の「SASUKE」であり、TBS緑山スタジオに設置されたコースを世界のトップスケーターたちが滑走します。
SASUKEは海外では「Ninja Warriors」という名前で人気を博し、近代五種競技で馬術に替わってSASUKEをベースとした障害物レースが採用されることが決定。2028年のロサンゼルス五輪でも実施されることとなっています。
KASSOは企画当初からSASUKEと同様に海外展開を意識しているのは明らかです。テレビではこれまで3回(前後編のためのべ6回)放送されてきましたが、深夜枠での放送であり、番宣活動もほとんどやっていないので、これまで知る人ぞ知る番組となっていました。
セットにはお金がかかってますし、世界から選手を招待していますので制作費は相当なものになっているはずです。それでも、タレントが出演していないなどの理由から放送は控えめとし、最初からSNSでのバズ狙いに特化した戦略をとっていました。選手にSNSへの投稿を許諾し、自由に露出させた結果、海外で大きな反響を生むことに成功したとのことです。
第1回の放送(フル)と第2回のハイライトは公式YouTubeで視聴することができます。第2回以降のフル映像は現在U-NEXTでの配信となっていますが、YouTubeで検索すればいろんな動画が出てきますので、そちらでも充分楽しめるものと思います。ナレーションをサッシャさんがやってるのもポイントですね。他競技ではあまり聴けない落ち着いたトーンです。
TBSは次の企画として「HANZO」も立ち上げており、今年3月に第1弾が放送されました。近代五種をSASUKEっぽくアレンジした競技で、こちらは屋外ではなく室内で開催されています。ロサンゼルス五輪に向けて育てていくつもりなのでしょう。現在はU-NEXTで配信されています。
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