『いだてん』から学ぶ日本のスポーツ黎明期。

いやぁ、『いだてん』面白いですね。
もともとクドカン作品好きですし、『あまちゃん』スタッフ再結集ですし、そこに題材がオリンピックときたら、まぁ(自分としては)毎週が楽しみでなりません。
とは言っても、作品の評価と視聴率は必ずしも一致しないというのは最近よくある話。『いだてん』もひと桁が見えてきたとか。
月曜が祝日のため、前回の数字が出てくるのは火曜の午前中になるかと思いますので、また後ほど追記しておくことにしましょう。
とくにドラマは後日発表されるタイムシフト視聴率で評価したほうがよいかと思いますが、外部要因の話をすると、お祭り企画でミソをつけた『イッテQ』に陰りが見え始め、その隙をテレ朝の『ポツンと一軒家』がうまく突いたと言ったところでしょうか。
ファミリー層に訴求するイッテQに対し、後者はシルバー層に受けがよい。また、月イチ放送ながらテレ東の『池の水全部抜く』も侮れません。

で、当の『いだてん』なのですが、戦国と幕末以外は苦戦するというジンクス通りなだけで、中身は実に濃厚です。とにかく45分があっという間。このスピード感が大河です。

それはともかく、当ブログ的視点としては、日本におけるスポーツ史を学ぶ絶好の材料として取り上げていく所存です。
楽しむよりも「体育」の面が強調されてきたこと。スポーツはエリート学生によるいわば「道楽」扱いされてきたこと。いずれも現代まで続く課題を与えてくれます。
そして、その先にはオリンピック精神とは何なのか。そしてアマチュアリズムとは何なのかという根本的な問いを突き付けられることになるでしょう。

おそらくNHKもクドカンさんもその問いから逃げることはできないし、逃げることはないでしょう。2020に向けての国威発楊、プロパガンダのための作品だと思ってたら、きっと痛い目に遭います。
【追記 2/12 20:30】
9.9%。誤差の範囲ですね(^-^;

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