【詳報】NBA、Amazon&ドコモが配信する試合は?
昨日速報でお伝えした通り、NTTドコモがNBAと放映権契約を結びました。現時点では「複数年」とだけ発表されています。ドコモは傘下の「Lemino」と、独自のアプリを通じてNBAを配信する予定です。
「ドコモMAX」契約者は無料とのことですが、それ以外の料金については9月の発表を予定しているとのこと。ドコモの回線契約者には割引が適用される見込みです。
NBAは、来シーズンから新しい放映権のサイクルに入り、アメリカではディズニー・NBC・Amazonの3社と11年契約を結びました。よって、ドコモとの契約も最長で11年となりますが、その前の楽天が最初に結んだ契約は5年でしたので、その前後かな・・・といったところです。
では、具体的にAmazonとドコモでどんな試合が配信されるのか。まだ両社ともに具体的なラインアップを発表していませんが、これまでの情報から推測することにします。
その前に、全試合を視聴したい場合は「NBAリーグパス」を購入することになります。昨シーズンまでは楽天が独占販売していましたが、楽天の撤退により、AmazonとNBA公式サイト(NBA.com)が販売します。2025-26シーズンのパスは9月3日に販売開始予定です。
まず、Amazonのラインアップですが、現時点で日本語のヘルプページができていることを確認しました。試合に関する記述を以下に転載します。また、プライム会員は追加料金なしで視聴できるとのこと。「日本語で配信」という記載もあるため、日本語コメンタリーが付く試合もあると思われます。
プライムのNBAでは、開幕週のダブルヘッダー、新しいブラックフライデーNBAダブルヘッダー、エミレーツNBAカップの勝ち抜き戦を含め、レギュラーシーズン中の67試合を独占配信します。また、プレイイントーナメントの全試合、プレーオフ1回戦、2回戦、およびカンファレンスファイナルの一部の試合、2026 NBAファイナルの全試合も含まれます。
Amazonはグローバルで放映権を獲得しているため、基本的には昨年7月にNBAとAmazonが発表した内容が日本でも適用されるのですが、プレスリリースが実に解読困難なものとなっています。アメリカ国内に関する記載と、海外に関する記載がごっちゃになっていてよく分かりません。正直、海外のことはあまり気にしてないのではないかと・・・
両者のプレスリリースを自動翻訳なども利用して、自分なりに解読してみた結果が以下の通りですが、間違いがありましたら申し訳ありません。誰か表にしてまとめてくれればいいのに、と正直思います。
- レギュラーシーズン →66試合 ※上記ヘルプページでは67試合と記載
- 開幕週のダブルヘッダー
- 木曜夜のダブルヘッダー
- 金曜夜のダブルヘッダー
- 土曜午後の一部試合
- ブラックフライデーゲーム
- NBAカップ →ノックアウトラウンドからの全試合(インシーズントーナメントの準決勝と決勝を含む)
- プレーオフ
- プレイイントーナメント →全6試合
- ファーストラウンド →全体の1/3
- セカンドラウンド →全体の1/3
- カンファレンスファイナル →11年間で6回、2つのうちどちらか1つを放送
- その他
- Gリーグ
- サマーリーグ →全体の半分
- WNBA →レギュラーシーズン30試合、コミッショナーズカップ決勝、プレーオフの一部
- expanded package (一部の国で適用、日本も?)
- レギュラーシーズン →20試合以上
- カンファレンスファイナル
- ファイナル →11年間で6回
さらにややこしくさせるのがexpanded packageです。対象は「メキシコ・ブラジル・フランス・イタリア・スペイン・ドイツ・イギリス・アイルランドなど一部の地域」と記載されており、日本が含まれるかは不明です。
このパッケージにはファイナルが含まれます。ドコモの発表ではファイナルを2026-27シーズンから隔年で配信するとあり、また昨日の記者発表でもう1社がAmazonであることも確定しました。よって、日本も対象である・・・と言いたいところですが、その一方でヘルプページによるとレギュラーシーズンの試合は67試合であり、グローバルの66試合から1試合しか増えていません。まだまだ謎は残ります。
ドコモのプレスリリースには具体的な試合数が書かれておらず、詳細は9月に発表予定です。Amazonのヘルプには「独占配信」という表記があるため、Amazonが配信する試合以外からチョイスされると考えられます。従来の楽天並み、もしくはそれ以上の試合が提供されるとよいのですが。
Amazonはグローバル契約のため対象の試合が世界共通になりますが、ドコモは日本人選手が所属するチームの試合など、ある程度柔軟に選択できる権利があるものと推定されます。プレスリリースには以下の文言が記載されています。
視聴可能な試合は、日本人選手が所属しているチームや、日本においてファンが多いチームを中心に編成する予定です。
- レギュラーシーズン
- プレイオフ
- カンファレンスファイナル
- サマーリーグ
- Amazonが半数の試合を配信するため、残り半分と推定
- オールスター
- ファイナル
- 2026-27シーズンから隔年
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