英でスーパーボウル開催か? プレミアは米開催を否定
NFLのスーパーボウルが、初めて国外で開催される可能性が浮上しているとのこと。駐米イギリス大使が誘致に積極的な発言をしているとのことで、ロンドンでの開催が有力視されています。
最近NFLは海外での公式戦開催を増やしていますが、最大の目玉であるスーパーボウルが開催されるとなれば画期的なことです。開催地は毎年持ち回りで決まっており、どこで開催されようと全米からファンが集まってきますので、それが海外になったところでたいして変わらないといった感じなのでしょうか。
NFLは、現在各社と結んでいる放映権契約について、2029年に途中解除できるオプトアウト条項を行使するのではないかと伝えられています。なので、ロンドン開催が実現するとなれば、早くて2030シーズン(2031年2月)になるものと想定されます。
その際には、現在17試合のレギュラーシーズンを18試合に増やし、その枠を海外での公式戦開催にあてる案もあるとのこと。さらに、それらの試合を新たな放映権パッケージに仕立て上げるとのことで、まったくもって金稼ぎに余念がないと言ったところでしょうか。
海外開催が増えることで、海外からの放映権収入増加も期待されています。現在はDAZNの「NFL Game Pass」(年間1億ドルと推定)があるとは言え、海外からの放映権料は全体の1%程度でしかないとみられます。もっとも、国内の分母が大きすぎるとも言えますが。
当然ながら、NFLもアメリカ国内におけるサッカーの人気上昇を意識する必要があります。今年のクラブワールドカップ、そして来年のFIFAワールドカップが開催された後の動きに注目です。
すでにプレシーズンゲームはアメリカ国内で多く開催されていますが、ラ・リーガは公式戦の開催を目論んでいるとも報じられています。そうなるとプレミアリーグも・・・ということになるのですが、現時点では「計画はない」と否定しています。
ただ、プレミアではアメリカ系のクラブオーナーが増えていることもあり、今後状況が変化することも充分あり得るでしょう。また、アメリカの代理店・Relevent Sportsの動向にも注目です。プレミア、ブンデス、ラ・リーガと提携しており、UEFAとも2027-28シーズン以降グローバルの代理店になることが発表されています。
0コメント