AbemaTVでFC町田ゼルビアのホームゲームを配信。DAZNと提携。

こちらも昨日速報として取り上げたニュースですね。
昨日はサイバーエージェント側のプレスリリースを紹介したので、本日はDAZN側のほうで。まぁ中身は一緒ですが。
DAZNが保有している権利はネット配信(有料・無料問わず)と有料放送が対象。なのでAbemaTVは無料配信だけどDAZNからサブライセンスを取得する必要がある。
AbemaTVには一部有料オプションがあって見逃し配信などに対応しているけど、さすがにこれはNGだったようで、見逃し配信はないとのこと(再放送については不明)。
また、DAZNで配信される映像はJリーグが制作する公式映像であり、AbemaTVにはそれにとらわれず、他のスポーツ中継で取り入れている斬新な演出も期待されるが、別記事によればどうやら同じ映像を使うことになりそう。ただし、コメンタリー陣やゲストの人選などで差別化することはできると思われる。
さて、DAZNが無料で試合を配信した例は過去にもあって、J2・J3の試合をFacebookで配信したことがある。現状J1では影響が大きいとしても、J2の町田であれば協業する意味は大いにある。もっとも町田がJ1昇格したらどうなるかわかりませんが(^-^;

また、AbemaTVが持つコンテンツとの連動性も注目されるところで、とくに今シーズン配信していたFリーグあたりは両者をつなぐ橋渡しとなるかもしれない。町田にはペスカドーラというチームがある。

DAZNが持つ他の競技についても、AbemaTVが国内の試合を押さえることによって、日本の●●選手が世界に挑戦!といった流れが作れれば活性化させられるかもしれない。
世界のDAZN、日本のAbemaという棲み分けは有効だろう。今後伸びていくであろうeスポーツ市場においてもこの枠組みは使える。

でも、やはり期待すべきポイントはAbemaTVの持つ番組制作能力。なにしろバックにはテレビ朝日がついている。代表戦や「やべっちFC」の名前を持ち出す必要もない。彼らであれば、DAZNが自前でやるよりも面白いコンテンツを企画してくれるだろう。

サイバーエージェントは放映権を買い、DAZNは制作能力を買った。そう考えると、これは「AbemaTVが大枚を支払って権利を買った」という提携ではないと思う。
有料モデルと無料モデルはきちんと棲み分けできるので、それぞれの特色を活かしたコンテンツの提供に期待していきましょう。

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