高速道路をF1が走る & 大阪公道レース構想

本日はフォーミュラE・香港大会の開催日ということでモータースポーツの話題。
開通前の高速道路で記念イベントの一環としてF1のデモ走行が実施された。鈴鹿市偉い。
マシンは1987年のフェラーリ。動態保存されていること自体がとんでもなく凄い。そして全開とはいかなくても充分なスピードを維持できているのはさらにすごい。
これはオーナーの情熱と、ドライバーの松田次生選手との信頼関係によって成立するもの。30年前のマシンだけに、どこかパーツが壊れればたちまちクラッシュにつながる。本当、頭が下がる思い。

レーサー=スピード狂、みたいなイメージは大間違い。松田選手のコメントにもある通り、レースはルールと選手どうしの信頼関係によって成立する。
それゆえに信頼が崩れれば一気に仲が険悪となる。機械を使ったスポーツではあるけど、モータースポーツは実に人間臭くもあり、それが魅力でもある。

たまに高速道路で検挙されるレーサーもいるけど、まだ高速道路ではドライバーどうしの信頼関係がある程度存在する。一般道ではレーサーは超安全運転。自分でコントロールできないリスクによって命を落とすわけにはいかない。
この話をすると、どうしてもノリックこと阿部典史選手を思い出す。2輪のトップレーサーだった彼は引退後、目の前で突然Uターンを始めたトラックを避けきれずこの世から去ってしまった。
さて、公道つながりで強引に話題を変えますが、2025年に万博を開催する大阪が、会場となる夢洲地区で公道レースの誘致を検討しているとのこと。

でも、こんな話は30年くらい前に聞いた。「世界都市博」の中止により空き地となってしまったお台場や、横浜のみなとみらい地区。後者はかなり具体的な企画に発展し、鈴鹿と日本GP開催を争うところまでいった。
そして、最近では2020大会後を見据えた東京もフォーミュラEの誘致を検討しており、調査費用が来年度予算に組み込まれたとのこと。

はっきり言って、2025年にフォーミュラEというのは遅すぎる。この頃には電気自動車が相当なシェアを占め、F1に肩を並べるほどのカテゴリーに成長しているかもしれない。
また、フォーミュラEは騒音と排気ガスが出ないことをアピールするために、都市の中心部で開催することを基本としている。現実にはそうでない開催地もあるのだけど、少なくとも都市から離れた埋立地でやるのはコンセプトにそぐわない。

ということで、できれば東京で2021年開催をお願いしたいところなのだけど、これもまた埋立地になりそうな感じがするんですよね…。なるべく風光明媚なところでやってほしいものですが。

大阪には自転車かトライアスロンあたりをお薦めしたい。また、フォーミュラEについては日産が参戦したことでみなとみらい構想アゲインに期待したい。
最後に、F1開幕を目前に控えてレッドブルが神宮外苑を走ったのでこちらもご紹介。ホンダの活躍にも期待ですね。

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