フジ、バレー中継終了で物議。NHKとの違いは?

10月7日にフジテレビで放送された、バレーボールのサントリーvs.ペルージャ戦。高い人気を誇る髙橋藍選手と石川祐希選手の対決とあって、会場の有明アリーナは満員御礼だったとのことです。


しかし、試合の中継は地上波での延長対応がなされず、20時54分で終了。その後、新番組のドラマ『新東京水上警察』が放送されました。試合はTVer、フジテレビONE、FODでも中継されており、地上波ではこれらに移動するように促していたと聞きます。


以下の記事では「批判殺到」という見出しになっていますが、このフレーズも最近多用されており、すっかり聞き飽きた感があります。もちろん、途中で切れる可能性があるならばあらかじめ長めに枠をとっておくべきだとは思いますが、番組改編期において新ドラマの時間をずらすわけにもいきません。地上波ゴールデンで流れるだけでも大変なことではあります。

この記事では触れていないポイントですが、TVerのリアルタイム配信はテレビ用アプリに対応していません。よって、TVerで視聴するにはスマホやタブレットを利用することになります。大画面で見ていた人は、小さな画面で我慢しなければならないわけです。


これはTVerの仕様としか言いようがありません。TVerは地上波キー局の共同出資で設立された会社であり、地上波の利益を守らないといけないのです。

https://help.tver.jp/hc/ja/articles/5108250007833-%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E9%85%8D%E4%BF%A1%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B


ちなみに、10月からNHKの新しいサービス「NHK ONE」が始まりましたが、これに合わせて新しく配布されたテレビ用アプリでは、リアルタイム配信や追っかけ再生にも対応しています。これは私も実際に使ってみて驚きました。これが民放とNHKの差なのか、と・・・


となると、今後スポーツなどの延長対応もこれでいけるかもしれません。あと、サブチャンネル対応にも期待したいところ。サブチャンネルで画質が低下しても、こちらに移動すれば通常の画質で見られるとありがたいです。


NHK ONEが始まった背景は、法律の改正によってインターネットを通じた情報提供が義務化されたことや、民放側からの「民業圧迫」批判への対応がありますが、話がそれるので割愛します。そのうち取り上げる機会があるかもしれません。

話をフジテレビに戻すと、今年もSVリーグとイタリア・セリエAの中継を行うと発表しています。FODとフジテレビNEXTで、石川選手所属のペルージャ、髙橋選手所属のサントリー戦を中心に放送するとのことです。

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