【朝日】WBC放映権交渉の内幕が明らかに。

10月18日、朝日新聞のWebサイトに「ネトフリ100億円超提示、民放交渉は途中で…WBC独占中継の内幕」という記事が出ました。実際の紙面に掲載されたらぜひ購入しようと思っているのですが、執筆時点ではまだ掲載されていないようなので、オンラインで読ませて頂きました。


有料記事なので、あまり細かいことは書けないのですが、こんな感じのことが書かれていました。

  • TBSとテレビ朝日が広告会社を介して交渉を進めていたが、一方的に打ち切られた
  • NPB・榊原コミッショナーがMLBトップと会談したが、状況は変わらず
  • Netflixの提示額は100億円を超える

WBCの交渉の内幕を書いた記事はおそらく初めてかと思います。個人のブログではできない、マスメディアの仕事にまずは感謝申し上げます。


そして「広告会社」の存在が初めて登場しました。電通と解釈してよろしいかと思います。当初は電通が窓口役として動いていたものの、主催者であるWBCI側が直接Netflixとの契約を決め、電通が外されたことが改めて示されました。


Netflixの提示額を「100億円超」としているのも注目ポイントです。これまでメディアによって50~150億円と分かれていましたが、こういう時はもっとも高い「150億円」に引きずられてしまうものです。おそらく、そこまでには達してないのでしょう。


榊原コミッショナーが渡米していたというのも興味深い情報です。これまでNPBのコミッショナーはほとんど目立たぬ存在でしたが、今回結果こそ出なかったものの大きな仕事をしました。御年82歳だとのことで、本当にお疲れ様です。

朝日新聞にはあと2本、WBCに関連する記事が掲載されています。おそらくまとめて紙面に載るものと考えられますので、その際にはぜひ入手させて頂きます。


こちらは「エンタメ社会学者」の肩書で活動している中山淳雄氏のインタビューです。野球とジブリ映画を「総中流社会」の象徴であるとし、アメリカではすでに「総中流」の幻想が崩れ、格差社会になっていること。日本もそうなるのではという恐れが今回の反発につながっているのでは、と分析しています。

もう一本は、放映権に関する入門的な記事です。最近の大型契約の内容に触れ、ユニバーサル・アクセス権についても取り上げています。

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