『俺たちの箱根駅伝』日テレでドラマ化。

池井戸潤さん原作の小説『俺たちの箱根駅伝』を日本テレビがドラマ化すると発表しました。2026年放送予定とのことです。


次回大会の予選会が終了した後での発表ということで、タイミングを見計らったものと思われます。放送される時期や枠については明言されていませんが、本大会につなげる意図があるならば10~12月期でしょうか。さすがに1~3月期は間に合いませんよね。

当ブログでも『俺たちの箱根駅伝』については取り上げさせて頂きました。池井戸潤作品は『半沢直樹』などの金融モノについては元銀行マンの経歴を活かし、それ以外の作品については丹念な取材をもとに執筆されています。


この作品にも日本テレビをモデルにした「大日テレビ」が登場。箱根駅伝中継の初代ディレクターを務めた田中晃氏(現WOWOW会長)が実名で登場しています。選手たちのドラマと、それを伝えるメディアのドラマが並行して進む作品であり、日テレにしかできないと言ってよいでしょう。

今回のドラマ化にあたっては関東学連も協力し、大学名も実名化されるとのこと。池井戸作品といえばTBSのイメージもありますが、日テレでも『花咲舞が黙ってない』が放送されています。また、箱根駅伝を題材とした作品としては『風が強く吹いている』(三浦しをん作)が日テレでアニメ化された前例もありました。


TBS「日曜劇場」の枠では、現在JRAが完全協力する『ザ・ロイヤルファミリー』が放送中です。原作はJRA馬事文化賞の受賞作でもあり、クオリティはお墨付き。レースシーンに若干粗があるのはご愛敬ですが、こちらも頼ませて頂いております。

こんな感じで公式が全面協力する流れは歓迎する一方、ダークな部分がどうしても覆い隠されてしまうのでは・・・という懸念は拭えません。できることなら、別のメディアで作品化されたものも見てみたくなります。


そういう点では、将棋を題材としたABEMA制作の『MISS KING』はなかなかダークに描かれています。いちおう日本将棋連盟も協力してるわけですが・・・なんと言うか、懐が深いと言いますか。こちらも楽しみに拝見しております。ちなみにNetflixでも配信されています。

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