disney+、韓国TVINGと提携。

disney+は、韓国の大手ストリーミングサービス「TVING」との提携を発表しました。追加料金なしで、TVINGの韓流ドラマなどを視聴できるとのことです。こちらは日本国内のみが対象となっています。

TVINGは以前から日本進出が噂されており、こちらで確認した範囲では2022年にも上陸するのではと言われてきましたが、結局上陸することはなく、他のサービスとの提携を選択しています。韓流ドラマファンにとってはだいぶ待たされたなぁ、と言ったところでしょうか。

スポーツの文脈において、TVINGはCoupang(クーパン)やSPOTVと激しく競合しています。韓国国内ではプロ野球(KBO)や、サッカー代表戦の放映権を獲得しています。あとはUFCやテニスにも力を入れているそうです。

2022年にはプレミアリーグの放映権をめぐって、SPOTVとの入札競争が繰り広げられました。結果は敗れたものの、韓国でも放映権料がだいぶつり上がったようで、3年総額8,000万ドルとされる日本を上回る、3年総額9,000万ドルになったとか。日本でSPOTVがわずか2年で撤退してしまった遠因となったかもしれません。


【追記】2025-26シーズンから、プレミアリーグの放映権はクーパンに移動しています。SPOTVは韓国・日本ともに権利を失うことになりました。

そんなTVINGが日本に上陸していたら、スポーツの放映権市場にも参入していたかもしれません。そうならなかったことに若干ほっとしています。ただ、disney+もまた眠れる巨人です。海外ではすでにスポーツに参入しており、同じディズニー傘下のESPNブランドが日本でも展開されるといった可能性も十分考えられるでしょう。

韓国市場といえば、DAZNが参入するという報道が以前ありました。しかし、参入障壁が高いのか実現していません。クラブワールドカップなど、グローバルなコンテンツを配信するにとどまっており、日本のようなプレミアムな市場とはなっていません。

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