W杯放映権報道、共同・日刊も追随。

昨日、スポニチが最初に報じたワールドカップ放映権に関する報道ですが、その後共同通信と日刊スポーツも追随する記事を出してきました。両社とも「やられた…」という気持ちではないかと思います。


昨日の動きを時系列でまとめます。


【11/4 1:00】

スポニチが最初の報道

【11時ごろ】

ドコモが「当社に関する一部報道について」と題したプレスリリースを発表。

経済ニュースではよくある文面です。まだ正式には決まってないという内容であり、交渉が進んでいること自体はとくに否定していません。


一部報道機関において、来年のサッカーW杯の放映権に関し、NTTドコモとDAZNが共同で取得する見通しとの報道がありましたが、これは当社が発表したものではなく、決まっているものはありません。

【13:30】

DAZNも「一部報道につきまして」と題したコメントを発表。ドコモとほぼ同内容です。

https://x.com/DAZN_JPN/status/1985565166583329026


本日の一部報道で取り上げられておりますFIFAワールドカップ26の放映権につきまして、現時点では決定している事実はございません。
DAZNは今後とも、ファンのみなさまに最高のスポーツ体験をお届けできるよう全力で取り組んでまいります。

【15:30ごろ】

NTTグループの四半期決算説明会が開催され、NTTとドコモの社長がコメント。

NTT・島田明社長「残念ながら、全然聞いていないのでわからない」

ドコモ・前田義晃社長「私も全然聞いていない。全然知らない」

【19:14】

共同通信が追随。

スポニチの記事と内容はほぼ同じだが、ドコモ・DAZN両社のコメントが追加されている。

【20:52】

日刊スポーツも追随。

「他の有力動画配信プラットフォームも模索している」との記述あり。

また、サブライセンスについてNHKのほかフジテレビ・日本テレビが前向きに検討中であり、テレビ朝日は消極的としている。スポニチはNHKがほぼ確定で、フジテレビ・テレビ朝日が検討中としており、若干色が異なっている。

ここまでが昨日の動きです。今後は正式発表を待つのみです。ドコモ・DAZNともに交渉自体は否定していませんが、過去の経済ニュースにおいては、情報が漏れてしまったことで交渉が頓挫した事例もありますので、まだなにも確定していません。


5月に書いた当ブログの記事では、U-NEXT・Amazon、そして「ダークホース」としてドコモ+DAZN連合の名前をあげたのですが、U-NEXTについてはやや慎重な姿勢ではと書きました。前回獲得したABEMAについては、前回のような大義名分は成り立たず難しいという見解でした。現時点ではそこそこいい読みだったのでは?ということにしておきます。

※なお、昨日当ブログでは2本の記事を投稿しました。

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