緊張のベルギーリーグ、今週も放送継続。
DAZNが放映権契約の打ち切りを通告し、今週末の放送が危ぶまれていたベルギーリーグですが、ひとまず放送は継続されるとのことです。リーグはブリュッセルの裁判所に仲裁を求める手続きを実施。結論が出るまで1~2か月程度かかる見込みだとのことですが、少なくともその間は継続されるものと思われます。
繰り返しますが、これはベルギー国内の問題であり、日本のDAZNは契約が別になっています。ちなみに日本のDAZNでも今週末の試合は無事配信されています。
ただ、気になる点がありまして、DAZN側のコメントを読んでいると、どうもDAZNが映像制作を担当しているようなのです。日本ではJリーグが自ら映像制作を担当し、DAZNは提供を受けているという座組なのですが、ベルギーは異なるのでしょうか。このあたりを調べるのは結構大変で、AIも信頼できない状態ですが、何か分かりましたらお伝えします。
実際に映像制作を行っているのはMediaproで、Eleven Sports(のちにDAZNが買収)が権利を獲得した2020-21シーズンから担当しているとのこと。ただ、大事なのは発注者が誰か、そして製作費を負担しているのは誰かということです。さすがに国際映像までストップするような事態にはならないとは思いますが・・・
もし国内での放送がなくなってしまった場合の代替案として、リーグが自ら配信チャンネルを手掛けるというものがあるそうです。これは、同様に昨シーズン限りでDAZNとの契約が打ち切られたリーグ・アンと同じ方式なのですが、リーグ・アンについては準備期間があり、迅速に制作会社と契約することができたので開幕に間に合っています。
落としどころとしては、DAZNが多少条件を落として通信各社とのサブライセンス契約をまとめるか、リーグ側が放映権料の減額に応じるか、どちらかしかないとは思うのですが、このまま決裂というシナリオにはなってほしくないところです。
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