Netflix、WBC獲得のきっかけはランチMTG?
ネットメディア「PIVOT」に、金沢工業大学虎ノ門大学院教授で「DAZN Japanチェアマン」の肩書を持つ北谷賢司氏が出演。先のNetflixによるWBD買収の件について語っています。
その中で、NetflixによるWBCの放映権獲得についての話が出ていました(5:30あたりから)。北谷氏によると、今年4月に開催されたゴルフのマスターズトーナメントの場で、Netflixのサランドス共同CEOと、MLBのマンフレッドコミッショナーがランチミーティングを行い、その際にWBCの放映権が話題にのぼったのだとか。
マンフレッド氏は「電通などがオファーしている」と返事しましたが、サランドス氏は「3倍の金額を出す」と答えたのだとか。その後、電通や日本のテレビ局をすっ飛ばす形でNetflixに決まったことは説明するまでもありません。
ただ、このエピソードは米メディアで記事になっているのを確認できませんでした。もちろん米メディアは日本のことにさほど関心を持たないというのは分かります。なので、北谷氏がどこでこの話を聞いたのかはよく分かりませんが、本当ならば結果的に特ダネの扱いになり得る情報となっています。
北谷氏の経歴については、2年前にDAZN Japanチェアマンに就任した時に紹介しました。スポーツだけでなく、日米のエンタメ業界全体に通じている方です。ただ、DAZNの組織内部のことはよく分かりませんので、DAZNでどんな仕事をされているかは存じ上げません。アドバイザー的なものであろうとは想像しますが。
WBCの放映権獲得を発表した後、来日したのはもう一人の共同CEOであるグレッグ・ピーターズ氏でした。奥様が日本人ということで、日本に縁もあって来日したのでしょうが、実際の仕掛け人はサランドス氏のほうだった、ということのようです。
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