陸上・Grand Slam Trackが破綻。
陸上競技の賞金大会・Grand Slam Trackは、今年予定していた4試合のうち1試合を残して中止されていましたが、先日運営会社が米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の申請を適用し、事実上破綻しました。
マイケル・ジョンソン氏が発起人となり、高額賞金をひっさげて始まったシリーズでしたが、主要な投資家が撤退したとのことで、たちまち財政難に。それでも、出場選手には半額を支払ったとのことで、ゼロではなかったのがせめてもの救いか。
その投資家として名前があがっているのがトッド・ベーリー氏(Todd Boehly)が率いる投資会社・エルドリッジです。MLB・ドジャースやNBA・レイカーズの共同オーナーであり、2022年にはプレミアリーグ・チェルシーを買収した、スポーツ界で大きな影響力を持つ会社ですが、なぜ今回の案件は成立しなかったのか。
エルドリッジが「撤退した」というのは、あくまで主催者側の言い分であり、そもそもエルドリッジ側は乗り気でなく、事業の実現可能性に懸念を示していたとも報じられています。そうなると、主催者側があまりにも楽観的すぎたということになります。
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