文科相に続き、総務相もユニバーサル・アクセス権に言及。

昨日(12/19)開かれた、林芳正総務大臣の定例記者会見において、テレビ朝日の記者からユニバーサル・アクセス権に関する質問が出ましたので記録しておきます。動画の9:20頃からです。


文字起こしもされていますので、以下総務省のWebサイトをご確認ください。総務省の見解として、諸外国における制度や関係者への影響について把握し、必要に応じて関係省庁と連携していくとしています。

https://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02001505.html

この伏線として、前日(11/28)には民放連・早河会長の記者会見が行われており、WBCの地上波での放送がなくなったことについて触れています。放映権の高騰により、採算を度外視してまで中継することはできないとしながらも、「放送も何かしらの形で関わるべき」という持論を述べています。


早河会長はテレ朝の会長でもありますので、総務大臣の会見でテレ朝の記者が質問したのはある意味義務的なものかもしれません。ただ、テレ朝は海外スポーツの中継をだいぶ減らしていることも事実であり、よりによって・・・という感じもします。


視聴率が好調な中、レギュラー番組を外すことのリスクは大きく、高額な放映権を払ってまで海外のスポーツ中継を行うのは難しくなっています。WBCに続き、ワールドカップでも放映権を獲得できませんでした。世界水泳も終了が取り沙汰されています。さらに、フィギュアスケート・グランプリシリーズも年々待遇が悪くなっており、終了してもおかしくない状況です。

最近の話題だと、11/11には文部科学大臣の記者会見でもユニバーサル・アクセス権に関する質問が出ています。この時はTBSの記者が質問していました。


文部科学大臣・総務大臣ともに現状の把握はしているようですが、かと言って具体的なアクションにつながるとも考えにくい回答です。ユニバーサル・アクセス権はヨーロッパ的な発想なだけに、アメリカンスポーツである野球になじむものかどうかが今後問われます。

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