アジア・アフリカでネーションズリーグ導入へ。

現在、モロッコでAFCON(アフリカ・カップオブネーションズ)が開催中ですが、2年おきに開催されていたAFCONを4年おきに変更し、新たにUEFAのようなネーションズリーグを新設すると報じられています。


次回のAFCONは3年後の2028年の開催となり、以後4年おきに。そして2029年からネーションズリーグが開催されます。54の加盟国が4つの地域に分かれ、各地域の優勝国が決勝トーナメントを戦う形式になるとのことです。

そして、AFC(アジアサッカー連盟)もネーションズリーグを導入する計画を明らかにしました。AFCは国際試合について「対戦相手の制限」「運営コストの増加」「物流の複雑さ」といった問題をあげており、各国に委ねられているマッチメークを集中管理することで解決しようと提案しています。


もっとも、その裏には利権の影が見え隠れすることは言うまでもありません。中東から東アジア、そしてオーストラリアに至るまで広大なエリアを持つアジアにおいて、遠距離の移動を強いられる大会が連発するようであれば矛盾としか言いようがありません。

AFCでは、現在2029年以降の放映権を担当する代理店の入札を行っています。なので、いまの時点で計画だけでも発表しておく必要があります。開始時期や大会形式は今後検討するとしていますが、早くて2029年からの開始となるでしょう。


現在ネーションズリーグを行っているのは欧州(UEFA)と北中米カリブ海(CONCACAF)です。南米は総当たりでワールドカップ予選を行っているので、別途このような大会を設ける必要はなさそうですが、ここにアジア・アフリカも追随するとなると、国際試合のマーケットはますます分断化されることになります。

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