【2025総集編】国内③: DAZN、ブンデス&W杯で復活気配?

ここ数年、値上げはするけどコンテンツは増えない傾向にあったDAZNですが、2025は派手な話題を国内・海外ともに振りまいた年だったと言えます。この記事は国内編なので、日本国内の動きをまとめます。


  • 主な権利獲得
    • スーパーフォーミュラ
    • プロ野球二軍戦 (14球団中12球団)
    • FIFAクラブワールドカップ
    • ブンデスリーガ
    • Bリーグ
    • ラグビー リーグ・ワン
    • AFCON (アフリカ・ネーションズカップ)
    • FIFAワールドカップ(2026)
  • 主な権利喪失
    • テニス WTAツアー
    • ゴルフ JLPGAツアー
    • F1 (2026~)
  • その他トピックス
    • 巨人との契約を10年延長
    • ドコモとの包括提携
    • ベルギーリーグの契約延長


昨年日本支社のCEOに就任した笹本裕氏の手腕が発揮されたと評価すべきでしょうか。ドコモとの提携では「当面は値上げをしない」という発言も飛び出しました。逆に言えば値下げもしないのでしょうが、「ドコモMAX」加入者には無料で提供するという思い切った施策に出ています。

6月に日経新聞のインタビューに応じた笹本氏は、昨年(2024年)は単年度黒字を達成したと発言しています。グローバルではまだ赤字が続いていますが、徐々に収益が改善していることも事実であり、改めて思い切った投資に踏み込む余地ができています。


無料配信のコンテンツを増やしたのも大きな要素で、「やべっちスタジアム」などの関連コンテンツは無料化されましたし、Jリーグも毎節無料配信する試合が出ています。無料配信でファンの入口を広げるとともに、広告収入を得る「フリーミアム」のモデルを構築しようとしています。

放映権関連では、スカパーとの契約が終了したブンデスリーガの獲得に成功し、プレミアを除いて欧州5大リーグの4つを押さえました。また、バスケのBリーグが復活。ラグビーのリーグ・ワンも前身のトップリーグ以来の配信となっています。


バスケはDAZNがグローバルで推し進めているコンテンツです。FIBAとの提携も2041年まで延長されました。日本でもその流れに乗り、プロ野球がシーズンオフとなる冬場のコンテンツを拡大させています。

そして、2026年はワールドカップの全試合を配信します。ひさびさの超大型案件と言ってよいでしょう。ただ、当初名前があがっていたドコモが消えたことが不気味ではあります。

ただ、F1の権利を失うことになったのは残念な材料です。日本でのサービス開始当初から配信し続けたコンテンツであり、従来のフジテレビ独占に風穴をあけ、独自の中継スタイルを築き上げることに成功しました。DAZNでこれだけ惜しまれているコンテンツはおそらく初めてでしょう。


従来の2社体制のほうが本来は不自然だったわけで、一本化するとしても単純に倍以上のコストがかかります。そこにフジテレビが手を上げ、DAZNは手を引いた。それだけの話ではあるのですが、フジテレビの約40年の歴史には叶わずとも、DAZNにとってひとつの歴史を築いたコンテンツであることは確かです。

最後に、笹本氏はメディアの取材も積極的に受けていましたので、そちらをまとめておきます。上述の日経新聞の記事とあわせて、笹本氏の発言をよく確認して頂くのがよいかと思います。外資系の宿命からか、あまり先のことについて語れない部分があることは否めませんが、前向きかつ積極的な姿勢も見えてきます。

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