プレミアとEFL、ブラックアウト廃止で共闘か。

イギリスでは、土曜午後3時キックオフのサッカーの試合を生中継することができない「3pm blackout」というルールがありますが、このルールを撤廃すべく、プレミアリーグとEFL(2~4部リーグを管轄)が合同で提案を行うと報じられています。

もともと3pm blackoutの撤廃については、EFL側が積極的であり、プレミア側は消極的な姿勢でした。撤廃されるとプレミアがEFLの人気を吸い取ってしまう恐れがあり、感覚的には逆のような気がするのですが、放映権料をさらに増やしたいEFLと、逆に飽和しているプレミアとでは立場が異なるようです。

2025-26シーズンから新たな放映権サイクルに入ったプレミアは、従来1シーズン200試合だった生中継を270試合に増やしています(シーズン総数は380試合)。にも関わらず、放映権料は3年51億ポンド→4年67億ポンドであり、1年あたりに換算するとむしろ微減となっています。


イギリスのファンはSkyとTNT Sportsと契約する必要があり、日本円にすると月額1万円を超える負担を強いられています。それなのに全試合をライブで視聴することができない状態です。それでもこれだけの巨大ビジネスが成り立っているのは、さすがフットボール文化の厚みだとしか言いようがないのですが、プレミアも世論を気にし始めました。

従来は放映権のサイクルがずれていた両者ですが、EFLが2024-25シーズンからの5年契約をSkyと結んだことで、お尻が2028-29シーズンに揃いました。これも両者が共闘できるようになった要素のひとつです。両者とも次のサイクル(2029-30シーズン以降)の入札を2027年にも実施する予定です。


ひとつ課題なのは、イングランドで3pm blackoutが撤廃されても、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドではまだ残るということです。これらのリーグは補償を求めてくることが考えられ、その対応も考えておく必要があります。

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