Bリーグ・琉球の価値は年間182億円?
Bリーグは、外部のコンサル会社と協力し、クラブがもたらす社会的価値を具体的な金額で算出する取り組みを始めています。琉球ゴールデンキングスの調査結果が公表され、年間182億円という数字が導かれました。
プロスポーツクラブが地域に根差すためには、こういった具体的な数字で示すことが大事になってきます。最近各地で動き出しているスタジアム/アリーナの建設に対しても判断材料を与えることでしょう。比較的小規模の都市でも成立し得るBリーグのクラブで出された結果は、他のプロスポーツにもいい影響を及ぼすはずです。
ありがたいことに、調査を担当したEY Japan株式会社のWebサイトで詳細な資料が公開されています。今回の調査においては、琉球のホームタウン、そして比較対象として同規模のプロスポーツがない都市の市民に対してアンケートを実施したとのことです。
また、ホームタウン以外の住民による来訪については、BリーグIDの登録者データから観戦者を見つけ出して調査を行っています。
ニュースでは「経済効果」がよく報道されます。最近だと大谷翔平選手の活躍や阪神タイガースの優勝などの経済効果が報じられました。
これらは「直接消費」と「間接消費」に分けて計算されますが、この方法で琉球の経済効果を算出した結果は127億円だったとのことです。内訳だと、試合の観戦者による「直接消費」が約85億円、関連する業者などへの波及効果を示す「間接効果」が約42億円となっています。
182億円という数字は、これとは別の計算方法によって導かれています。社会的価値の金額換算(WTP)と呼ばれるもので、地元にBリーグのクラブがあることで健康や幸福感にどれだけよい影響を得られているかを金額に換算したものです。
WTPという発想はこれまでさまざまな調査で活用されていますが、その手法についてはまだ確立されていないようで、今後研究が進むことが期待されます。まずは同じ尺度を用いて、Bリーグの他のクラブ、そしてJリーグなど他のプロスポーツと比較していく仕組みを整えることが大事かと思います。
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