中断のインドリーグ、再開めざし放映権入札へ
サッカーのインディアン・スーパーリーグ(ISL)は、昨年秋に開幕する予定だったものがいまだに開幕できていないという異常事態となっています。運営会社であるFSDL社との契約が満了し、延長されなかったことが理由です。
AIFF(全インドサッカー連盟)は新たな運営者を募りましたが見つからず、結局AIFFが直轄する形で仕切り直しが決定。2月14日の開幕を予定しています。Jリーグと同様のハーフシーズンとなります。AIFFは大急ぎで放映権の入札を発表しました。〆切は2/1に設定されています。
人口増加と経済成長でインドのサッカー界も期待されていた時期がありますが、現在は低迷しています。これについては、詳しい方の解説を参照して頂くのがよいかと思います。
放映権の入札については、ストリーミングのFanCodeが関心を持っているとされています。FanCodeは比較的新興のサービスであり、最近ではF1の放映権を獲得しています。また、AFCの放映権も持っていますが、ISLの優勝クラブはACLEにもACL2にも出られず、その下部にあたるAFCチャレンジリーグにしか出場できないとのことで、相乗効果としては限定的になりそうです。
もし落札者がいなければ、インドの公共放送に相当するプラサール・バルティ(インド放送協会)が生中継を行うとのことですが、その場合放映権料はほとんど得られないことになります。
さらにさかのぼると、FSDL社は地元大手財閥のリライアンス、衛星放送局のスター・インディア、そして代理店のIMGという3社の合弁で設立された会社であり、ISLの放映権はスター・インディアが保持していたのですが、これもまたややこしくなります。というのも、リライアンスも放送局のViacom18を傘下に抱えているからです。買収が完了したのは2013年のことで、FDSL社の設立よりも後のことです。
2023-24シーズンには、ISLの放映権がスターからViacom18に移動しています。2024-25シーズンまでの2年契約ということですが、これはちょうどFSDL社がISLと契約していた期間と一致しています。
スターもディズニーの傘下となり、Viacom18とはクリケットなどの放映権で争う関係となっていましたが、昨年両社は合併し「JioStar」となっています。なんとも目まぐるしい。放映権料の高騰は競争の激化が生み出しますが、競争がなくなればどうなるのか。今回のISLの事例がそれを教えてくれています。
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