DAZN、スペインでもワールドカップ獲得
DAZNは、スペインでFIFAワールドカップの放映権を獲得したと発表しました。全104試合を中継します。DAZNにとっては日本に続き2か国目です。
スペインにおけるワールドカップの放映権は、公共放送のRTVEと地元代理店のMediaproが獲得しています。RTVEは1日1試合、計33試合を無料で放送する予定です。放映権料は5,500万ユーロ(約100億円)と推定されています。
Mediaproは、RTVEが放送する33試合を非独占、残り71試合は独占します。自らが立ち上げる24時間チャンネルで全104試合を中継し、DAZNがその独占配信権を得るという契約になっています。
どうしてこんな面倒な形になっているかというと、前回2022年大会の際にも同様に"Gol Mundial"というチャンネルが作られており、19.99ユーロで全試合を視聴できるようにしていました。つまり直販ルートを試したというわけです。また、前回はMovistar+にもライセンスしていたのですが、今度のDAZNは独占契約となっていますので、直販はないと思われます。
日本においては、NHKが地上波で33試合を放送するとしており、これはRTVEと共通しています。その他に、日本テレビが15試合、フジテレビが10試合を中継予定です。
日本の放映権料は300億円程度という説が出ていますが、そのうちDAZNがどの程度の割合を負担しているのかは明らかになっていません。前回の例だと、全体が200数十億円で、ABEMAは100億円まではいってなかったはず。
スペインでも同様にDAZNの負担額は不明なのですが、日本とともに結構な投資になりそうです。試合数はDAZNのほうが多いですが、目玉となる試合はRTVEが持っていきますので、RTVEの100億円よりは低めになりそうですが、それでも数十億円規模になります。
先日は、フランスでリーグ・アンが自らワールドカップの放映権を獲得し、「Ligue1+」で配信するかもしれないという話題を取り上げました。この件はまだ決着していないのですが、リーグ・アン側が提示した放映権料は2,000万ユーロ(約37億円)とされています。
こちらも無料放送局(M6)と有料配信があわせて権利を獲得している例ですが、逆に無料側がいくら支払っているかが気になります。全体の試合数が64→104と大幅に増えていますので、前回の例がそのまま通用するわけではありません。各国の状況を今後もよく確認していく必要があります。
前回2022年大会において、フランスのTF1とbeINが支払った放映権料は計1.3億ユーロであり、M6はそれを上回るとの報道もあります。もし本当であれば、リーグ・アンの放映権料は結構安いようにも感じます。さらにここから逆算すると、実はDAZNの放映権料は日本もスペインも安いという仮説が出ますが・・・もうちょっと詳しい材料が欲しいですね。
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