【本の紹介】読売は保守的か?ナベツネと川淵氏、実は和解していた。

DAZNと巨人の提携が発表され、頑固なイメージを持たれていた巨人にとってはイメージがよくなったことは確かだと思う。

読売新聞の論調は保守的だけど、内部は必ずしもそうではなく、新しい試みをいろいろと行っていることは確か。そして、読売新聞の象徴であるナベツネ氏は90歳を超え、一線から退いている。

ということで、今回は本の紹介。昨年8月に刊行された、川淵三郎氏の『黙ってられるか』(新潮新書)です。もっと早く気づけばよかったと後悔。

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Jリーグやバスケ界など歯に衣着せぬ文章が綴られているが、その剛腕ぶりから独裁者的イメージも一部で持たれている。そんな川渕氏と、同じく独裁者的に思われているナベツネ氏との対談が実現したのが本書の最大の売りだろう。

Jリーグ発足時に勃発した二人の大論争。ナベツネ氏は勝てないと思っていたそう。自分はサッカーを知らないから猛勉強をした。でもサッカーを経験している川淵氏にはかなわないだろう…と。

野球についても未経験であるが故に猛勉強をしたという。とくに野球協約については一言一句覚えたと。だからあの「空白の一日事件」があったのかなぁ…と思わせてくれるが、仮にも民主主義を支える使命を負っている新聞社の代表が「独裁者」と呼ばれてしまうのは辛かったという。

川淵氏はこの論争を通じて、ナベツネ氏のことをJリーグを育ててくれた恩人だと認識しているという。かくなる理由から、ここに両者の和解が成立したのである。

デジタル化の流れは止まることはないが、それでも読売新聞は世界最大の発行部数を誇る新聞。まだできることは山ほどある。今回のDAZNとの提携はこの一端を見せてもらった感じだ。

プロ野球においては、メジャーのようなコミッショナーが持つ権限が弱いことが指摘されている。ならば「球界の盟主」たる巨人が自ら動こうと。
今季のDAZNでの配信は広島とヤクルトが撤退したため10球団となるが、近い将来12球団が揃う日が来るのではないか。そんな期待すらしたくなる今回の決断でありました。

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