メキシコでもユニバーサル・アクセス権が審議入り

メキシコの国会で、ユニバーサル・アクセス権に関する法案が審議されています。与党・MORENA(国家再生運動)に所属する議員が提出しています。


メキシコでも当然ながらスポーツの有料化が進んでいるわけですが、とくに貧富の差が大きいことが問題となっています。統計によるとメキシコのインターネット普及率は80%を超えていますが、ブロードバンドでストリーミングを視聴できるのは国民の3割程度にすぎないとのことです。

メキシコでFIFAワールドカップの放映権を獲得しているのはTelevisaUnivisionです。メキシコ最大のメディア企業であり、またアメリカでもスペイン語放送のチャンネルを展開しています。


無料で放送されるのは、全104試合のうち32試合にとどまります。TelevisaUnivision傘下のチャンネル「Canal 5」、そして大手民放局の「TV Azteca」で放送されます。

全試合を視聴するには、TelevisaUnivisionの傘下であるストリーミング「Vix Premium」に加入する必要があります。料金は499ペソ(約4,400円)に設定されています。


このあたり、DAZNが全試合を配信し、地上波にサブライセンスを出すという日本と同様の形式です。ただ、開催国でありながらそうなのか・・・という驚きはあります。

ユニバーサル・アクセス権の話に戻ると、サッカーだけでなく、メキシコ代表チームが出場する国際大会について比較的幅広く対象にしたいようです。そこにはWBCやバレーボールの世界選手権などが含まれます。当然オリンピックも対象です。


ワールドカップの放映権をめぐっては、TelelisaUnivisionの会長がFIFAへの贈賄疑惑で辞任するという出来事が起こっています。今回、TV Aztecaにサブライセンスを出しているのもこの絡みかもしれません。メキシコ政府としては、ユニバーサル・アクセス権を通じてメディアに介入する余地を作りたいという思惑も見えます。6月までに進展はあるのでしょうか。

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