古巣復帰の田中希実選手、500万円の未払いか
陸上の田中希実選手が、古巣の豊田自動織機に復帰しました。2023年3月に退社した後はニューバランスと契約し、プロランナーとして活動していました。なお、ニューバランスからの支援は継続されるとのこと。
復帰した理由について、田中選手本人は多くを語っていません。優れた人格の持ち主なので、おそらくネガティブなことは言わないと思います。ただ、筆者としては昨年田中選手が出場した大会「Grand Slam Track」の件について触れざるを得ません。自分で書いといて変ですが、あまり騒がないようにお願いします。
マイケル・ジョンソン氏を発起人とし、高額賞金をひっさげて華々しく立ち上がったGrand Slam Trackでしたが、予定していた4試合のうち1試合を残して破綻しました。最後の試合も規模を縮小していました。
現在は破綻処理が行われていますが、その過程においてお粗末な実態が続々と明らかになっているようです。計画がずさんだったとしか言いようがありません。
田中選手は、3試合の合計で52,500ドルの賞金を受け取る権利があります。その他にも出場料が支払われる予定だったそうです。しかし、破綻処理の過程で提出された債権者リストによると、33,125ドル(約520万円)の債権がまだ残っていることが分かります。
裏を返せば2万ドル弱は支払われたと考えることもできますが、遠征に多額の費用を使っていることは容易に想像できるだけに、なんとも辛い。
https://cases.stretto.com/public/x501/14288/PLEADINGS/1428801232680000000014.pdf
さて、田中選手の窓口となっているのがBoulder Waveという会社です。Boulder(ボルダー、ボウルダー)と言えば、高地トレーニングのメッカとして知られるコロラド州の地名ですが、この会社は陸上選手の合宿のコーディネートが主な業務であり、また選手の代理人としてマネジメント業務も行っています。日本の陸上界に大きな貢献をしてきた会社と言えるでしょう。
しかし、この会社のWebサイトを見たところ、なんと昨年末をもって閉業していました。代表のプレンダン・ライリー(Brendan Reilly)氏が引退を決意したとのことです。この件も何かしら関係があるのかもしれませんが・・・これ以上詳しいことは分かりませんので、余計な詮索は控えます。
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