スペイン、ブラジル。DAZNのWTA囲い込みが加速。
最近ニュースが多くて1日2記事のペース。
温めている記事を先送りにせねばならなくなったり、やりくりが大変です。
さて、今回はWTA(女子プロテニスツアー)の放映権をスペインとブラジルのDAZNが独占したという話題。ちなみに日本ではすでに独占となっている。
2015年にWTAとパフォーム・グループは合同で「WTA Media」を立ち上げた。
契約期間は2024年までの10年間。金額は最低で5.25億ドル。対象となる大会は四大大会を除くすべて。
大坂なおみ選手が台頭する以前から結ばれていた契約であり、日本のDAZNがその果実を得るのはむしろ当然の権利と言える。スペインとブラジルにおいても同様の決定をしたことになる。
とは言え、あくまでもWTA Mediaは共同運営であり、パフォーム・グループの私物ではない。利益の最大化が最大の目的であり、テレビ中継にまったくライセンスを出さないというわけでもないだろう。
直近では、現在開催中のBNPパリバ・オープンと、その次に開催されるマイアミ・オープンは四大大会に次ぐ「プレミアマンダトリー」という格付けに属する。大坂なおみ選手が決勝進出ともなれば、ライセンスの購入に手をあげるテレビ局が当然出てくるだろう。
テニスファンそのものを増やすには無料放送も必要。WTA Mediaに求められるのは全体のパイを増やす適切な戦略の策定だと言える。今後のお手並み拝見といきましょう。
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