神宮球場建て替えへ。ボールパーク化って本当?

東京2020終了後、新国立競技場を含んだ神宮外苑地域の再開発が始まる。中でも目玉となるのが神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替えだ。
上記の記事では4者による協定が合意されたと書いてあるけど、実際には同じ敷地内にあるオラクルとTEPIA(先端技術館)も当事者となる。再開発計画については東京都のwebサイトに掲載されているので、協定が正式に締結されれば更新されるでしょう。
「ボールパーク」は最近のトレンド。この点で言えばヤクルトはもっとも遅れている球団のひとつ。
神宮球場は明治神宮が保有しており、また学生野球のメッカであるため、スケジュールも学生野球が優先。土日の試合もナイターで開催されることが多い。立地条件の良さでなんとかなっているものの、とくに日曜の試合だとお子様が夜遅くまで残るのはきつい。

ボールパークとは球団自らがスタジアムを保有するか、他者が保有するとしても施設管理の権利を獲得することが前提となる。そうでなければスタジアムの改修はできないし、広告やグッズ、飲食代などの収入源にも制約がかけられる。

おそらく新神宮球場もそれほど条件は変わらないのではないかと。なのでボールパークと言えるものにはならない。完成予定の2027年よりも前には日本ハムの新球場が稼働しているはずで、ここでボールパークとはなんぞやという模範が示されるだろう。

いっそのこと別の場所に新球場を作ってしまったほうがいいのでは?とも思うのだけど、立地のよさには代えられない。この計画にヤクルト球団が関与する余地はあるのか。今後の進展を見守りたいところ。

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