韓国のW杯放映権がいったん決着
韓国におけるワールドカップの放映権を、CATV局のJTBCが独占している件について、先日公共放送のKBSとサブライセンス契約が成立したことをお伝えしましたが、残る地上波民放局のMBCとSBSについては交渉が不成立に終わったとのことです。
これにより、JTBCとKBSによる放送が決定しましたが、結果的にKBSのみがババを引かされたとも言えそうです。MBCとSBSは「赤字覚悟」で交渉に臨んだと言いますが、これも結局のところ言い訳にすぎません。
MBCとSBSの交渉では、金額以外にもいくつか合意できない点があったようで、そのひとつがデジタルに関する権利だと記事には書かれています。
JTBCの放送は、インターネットだとNAVERを通じて配信されています。ワールドカップにおいてもNAVERとサブライセンス契約が結ばれているとのことで、JTBCとしては渡せなかったということでしょうか。
JTBCの放映権料は1.25億ドル(約1,860億ウォン、200億円)、KBSのサブライセンス料は140億ウォン(約15億円)と報じられています。NAVERも400億ウォン程度を負担すると報じられていますが、JTBCとしては想定していた金額を得られることはできておらず、この時点で黒字化はかなり困難な状況となっているようです。
ちょうど、日本でもユニバーサル・アクセス権をめぐる議論が始まりそうな状況です。結果的に「勝者なし」となりそうなお隣の国の事例は、当然ながら議論の俎上に載せられることになるでしょう。
0コメント