ツール・ド・スイス、YouTubeで配信
6月17~21日に開催される、サイクルロードレースのツール・ド・スイス。主催者が発表した放送局リストによると、日本ではYouTubeチャンネル「Age of Sports」での配信が予定されています。
7月のツール・ド・フランスに向けた前哨戦のひとつとして注目されるレースですが、日本では2021年にGCN+がライブ配信したのが最後であり、5年ぶりとなります。
かつては9ステージで開催されていたレースなんですが、今年は5ステージなんですね。主催者の資金難が囁かれているようですが、どうなるのか。今年はポガチャル選手が出場を予定しており、注目が集まるとよいのですが。
Age of Sportsは、代理店のinfrontの傘下にあるチャンネルで、放映権が販売できなかった国を対象としてライブ配信を手がけるようになりました。日本でも、4月のツール・ド・ロマンディや、サッカーのSPFL(スコットランドリーグ)が視聴できるようになっています。
かつてはJ SPORTSで放送されていたこともあるツール・ド・スイスですが、2017年からDAZNに移動し、2020年からはGCN+に移動しました。しかし、2021年には開催直前までなかなか配信が決まらず、ぎりぎりになって決まっています。そして、2022年にはついに配信されませんでした。
DAZNの放映権はユーロスポーツ(WBD)経由で仕入れていたものであり、またGCN+はWBDの系列会社だったという経緯があります。WBDとinfrontはしょっちゅう交渉で揉めており、他のレースでも開催直前まで配信が決まらなかった事例がありました。
GCN+の撤退後、日本ではinfrontからの仕入れルートが途絶えてしまっているのが現状です。逆に、なぜinfrontがYouTubeでの配信に踏み切ったのかというのも謎です。GCN+の撤退により、WBDは欧州以外の権利を買う必要がなくなりましたし、infrontにとっては売れる見込みも薄くなりました。だったら配信したほうがましということでしょうか。
ツール・ド・スイスの主催者であるCycling Unlimited社は、infrontから出資を受けています。また、同様にinfrontが代理店となっているフランダース・クラシックも出資しており、いわば連合体が築かれている状況です。
infront系とみられる主なサイクルロードレース
- フランダース・クラシック主催 (2028年まで契約)
- ロンド・ファン・フラーンデレン
- オムループ・ニウスブラッド
- ドワルス・ドール・フラーンデレン
- シュヘルデプライス
- ブラバンツ・ペイル
- ブリュッセル・サイクリングクラシック
- アムステル・ゴールドレース (2026年まで契約)
- ツール・ド・ロマンディ (2029年まで契約)
- ツール・ド・スイス (infrontが主催者に出資)
- ツアー・オブ・ジ・アルプス
- カデル・エヴァンス グレートオーシャンロードレース
- ツアー・オブ・広西 (infrontの親会社であるWanda Groupが関与)
0コメント