旧Elevenの親会社、DAZN株を売却か

以前DAZNが買収したEleven Sportsの親会社、Aser Venturesが、売却の際に交換で獲得したDAZNの株式を売却する意向であると報じられています。


売却で得た資金は事業拡大に使う方針で、具体的には新たなスポーツ関係のテクノロジー企業への投資があげられています。

株式売却と言われるとネガティブな印象に映るかもしれませんが、従来は二束三文だった株式の価値がまた上がり始めているとも解釈できます。


Elevenの売却時点では、Aser社が保有するDAZN株は全体の約5%で、約4億ドルの価値があったとされています。その後、サウジからの投資を受け入れるなどの動きがあり、割合としては減少しましたが、価値はだいぶ取り戻していそうです。


DAZN本社は新たな持株会社をケイマン諸島に設立しており、新たな資本調達をめざしています。また、念願だった株式上場の計画が再浮上しているともされています。

先日、noteのほうに書かせてもらった記事では、DAZNの株主構成を推定しました。旧Eleven Sportsの法人であるEleven Holdco LLPが約3%の株式を保有しているとみられます。この株はいったんケイマン諸島の新会社の株と交換される予定ですが、そこからさらに売却されるのか。あるいはすでにされているのか。

DAZNはすでに日本を含むいくつかの市場で単年度黒字を達成し、全体での黒字転換を見据えているともされますが、だとすればいま売却するのは若干早い気もします。このあたりは、今後決算情報が公開されてみないと何とも言えません。

Aser社を率いるAndrea Radrizzani氏は、かつてスポーツ代理店のMP & Silvaを創業。当ブログでもMP社の話は幾度か取り上げましたが、中国系の投資グループに売却された後に経営が破綻しています。


2017年には現在プレミアリーグに在籍するリーズ・ユナイテッドのオーナーに。その後売却しましたが、現在はセリエBのサンプドリアの共同オーナーになっています。

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