プレミア最終節で障害発生。NZのBeINが謝罪。

サッカーのリーグ戦最終節は順位争いへの操作をなるべく防ぐ意味合いから全試合同時キックオフが通例となっているわけですが、これがOTTサービスにとっては大きな負荷になるわけでして。

プレミアリーグは20クラブが所属しているので10試合が同時にキックオフ。そこで負荷に耐えきれなかったのがニュージーランドのBeIN Sportsでありました。
具体的にどんな障害が起こったのかまでは記述されていないのですが、BeINはユーザーに謝罪するとともに1か月分の料金を無料にする措置をとったとのこと。これは経営的にも結構なダメージ。
以前取り上げましたが、ニュージーランドではキャリアが自ら運営している「Spark Sport」が立て続けに障害を起こしており、もしキャリア側のインフラが脆弱だとすればある意味もらい事故的なところもあるのかもしれませんが、OTTサービスへの不信感が高まることは避けられません。

スポーツ中継はライブが命。それだけに注目の試合には世界レベルでのトラフィックが集中するわけで、これは決して対岸の火事ではない話です。
ちなみに日本でプレミアを配信したのはDAZNですが、同時間にF1スペインGPと自転車のジロ・デ・イタリアが重なったということもあり、事前にラ・リーガの3試合を録画配信に切り替えるという予防策をとっておりました。

Jリーグでは初っ端の配信でやらかしたDAZNではありますが、その後の最終節では大きな問題を起こしてないわけで、自国のリーグの放映権を抱えているのは負荷テストという意味において大きな経験をもたらしているのでしょう。

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