【追記あり】ESPN、世界のサッカーを爆買い宣言。

ディズニーがHuluの経営権を完全取得したニュースはまだ記憶に新しいですが、同じくディズニーの傘下であるESPNの幹部が、これからサッカーの放映権獲得に力を入れていくと発言したそうで。

すでに昨年から自国リーグであるMLSを筆頭に、セリエAとFAカップの権利を獲得していますが、それに加えてオランダ・エールディビジや中国スーパーリーグ、オーストラリア・Aリーグとも契約。今後のターゲットとしては中南米を狙っているとのこと。
これらの試合は主にOTTサービスの「ESPN+」で提供される。ESPN+の月額料金は$4.99。ちなみにHuluは$7.99、11月にローンチ予定の「Disney+」は$6.99になる予定。合計すると約$20となるが、どうやらセット割引も検討しているとのこと。

ESPN+はあくまでESPNを補完する形なので実際にはもう少しコストがかかるとはいえ、この価格設定からディズニーの本気が見えてくる。

とは言え、スポーツの放映権は基本的に国単位であり、ESPN+が獲得する権利もアメリカ国内のみ。海外展開は難しい。
これもまた資金力で突破してしまうようなことがあるのだろうか。もちろん現地の言語でローカライズする必要があるので、そう一筋縄ではいかないのだけど。

ちなみにJリーグはアメリカDAZNで一部の試合が配信されているとのこと。今シーズンまではJリーグの海外向け放映権はスカパーが持っているため、DAZNも最低限の試合に絞って購入しているらしい。

今年が更新時期にあたるため、いったいどこが獲得するのか。どこになったとしても、あえてESPNにライセンスするって道もあるのかもしれない。現状アメリカDAZNは格闘技中心なだけに。
【追記 5/30 7:30】
さっそくと言いますか、コパ・アメリカの放映権を獲得しました。
MP&Silva社の破綻により電通に転がりこんできた放映権。販売に苦戦してるようにも見えましたが、最近になって徐々に決まってますね。はたしてペイできるのか。

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