コパ・アメリカ特需はあったか?DAZNの最新利用動向。

スマホアプリのマーケティングデータを提供している「App Ape」が、DAZNのアプリの利用状況についてレポートを公開。DAZNにとって初めて日本代表戦を配信したコパ・アメリカについて、その効果が明らかになった。

もっとも、この手のレポートには実数は出ない。もちろん実数は有料サービスに契約しないと見られないし、販促のためにレポートを出すわけで。プロ用のツールなのでそれなりのお値段がしますが、仕事でアプリのマーケティングを担当されている方はお試しするのもよいかと思います。
日本戦におけるDAU(Daily Active User)の数は、初戦から2戦目、3戦目と増えていった。これはよいこと。初戦を0-4で惨敗したことによって熱が冷めてしまうことが懸念されたが、2戦目の奮闘によって熱を維持することができた。

また、2戦目をヤフーとスポーツナビで無料公開したことの影響も気になったが、それでも初戦より高い数字に。もっとも無料公開されるという情報自体があまり知られてなかったのかもしれないけど、これでDAZNを知った人が3戦目に向けて契約してくれたのであればそれもまたよし。

時間帯では予想通り、試合のあった8~10時がピークとなり、ライブ配信への関心の高さが伺える。平時のピークが18~20時というデータもまた面白い。アプリを対象とした調査だけに、帰りの電車などで視聴して、帰宅後はテレビやPCで視聴するといったライフスタイルが見えてきます。
MAU(Monthly Active User)は前月比25%増になったとのこと。2か月無料キャンペーンを展開したこともあり、定着するかには疑問が残るものの、新規契約の獲得に日本代表戦が大きな効果を発揮したことはわかった。

実数はわからないとは言え、傾向を見るだけでもいろいろと面白い。Jリーグやプロ野球などがオフシーズンとなる1月前後がきれいにへこんでいる。
へこみをならすと右肩上がりのトレンドを描いてはいるけど、なんとなく直線的に見える。鈍化するにはまだ早い。

とにかく実数の情報は少ない。2017年8月に100万件を突破したとのことだが、これは日本以外も含まれた数字と思われる。また、2018年3月には「DAZN for docomo」が100万件を突破したと発表されたが、ドコモ以外の数字は不明だし、ドコモがキャンペーンで強引に積み上げた一過性の数字であるような気もする。

とは言え、このグラフの目盛を信用するならば、2017年8月と比較して約3.5倍。2018年3月と比較して約2倍という比率は出てくる。
以前、別の調査を参考にしてざっくり160万件?という推定をしたのですが、そこから25%の積み上げがあれば、今度は200万件?という数字が見えてくるので、ひとつステージが上がった感はあります。

繰り返しますが、あくまで推定です。おそらく答えは有料サービスの中にあるのでしょう(^-^;

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