ポーランド1部リーグが無料配信へ。またもMP社絡み。
サッカーのポーランド1部リーグ「エクストラクラサ」は、7/19に自らの配信サイト「Ekstraklasa.tv」をリニューアルし、国外向けに試合を無料配信する。
全試合のハイライトがアップされるほか、ライブ配信も予定されている模様。
困ったことに、ポーランドリーグもまた例のMP & Silva社案件。2020-21シーズンまでグローバルの放映権を持っていたのです。
それが倒産によって昨シーズンでリセットされてしまったと。旧ユーゴスラビア圏では売れたそうですが、あとは低調だったようで。それが今回の決定に影響したとするならば悲しい感じです。
国外向けに無料配信という方式は、楽天が「Rakuten Sports」を通じてJリーグを配信しているのと似てますが、こちらはリーグが自ら手がけるところが異なる点。
同様の試みは昨シーズンのスペイン2部リーグでも行われておりました。こちらは来季も継続されるか不明ですが、無料でもとにかく露出させれば、やがて買い手が現れるかもしれません。
また、選手が所属する国のファンや外国在住の自国民にも喜んでもらえるし、選手の売り込みにも活用できるので、長い目で見てリーグの価値が上がってくれればそれでよし。もちろん、最終的にはマネーという形で還流してほしいわけですが。
この夏は移籍市場が活発なようで、日本人選手もヨーロッパに続々と挑戦。なのでポーランドに所属する選手もいるかな…と思ったのですが、執筆時点ではいないみたい。最近までプレーしていた泉澤選手は帰国してしまいました。
でも、こうやって露出の機会が増えるのなら挑戦する価値も上がりそう。ぜひ誰か行ってみてほしいなぁ…と思ったりします。
ポーランドリーグのこの決定に関わったコンサルタントは、フランスのラガールデール・スポーツの出身…と聞くとピンときた人もいるかも。
そう、Jリーグの海外向け放映権を持っているあの会社ですね。なので、大元の発想が似ているのもなんとなく分かる気がします。
で、おまけの話題として、そんなラガールデール社に買収の噂が、という記事も紹介しておきます。
売却先として名前があがっているのはアメリカのワッサーマン・メディアグループ社で、多くの有名選手のマネジメントを行っている。日本人だとマエケン、ダルビッシュ、そして八村塁選手らが契約。
最近はヨーロッパの企業がアメリカの企業に売却されるケースが目立つ気がします。メディアの世界では大西洋をはさんだ動きが活発なようです。
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