マッチルーム&DAZN契約選手が踏んだり蹴ったり。
いや、ボクシングなんだから踏んだり蹴ったりはないだろう、というオヤジギャグはさておきまして。
7/20に開催されたWBCヘビー級暫定王者決定戦で勝利したディリアン・ホワイト選手に薬物違反が発覚し、長期の出場停止処分が課される可能性が出てきたとのこと。
ホワイト選手はDAZNと提携するマッチルーム・ボクシング社の契約選手であり、この試合もDAZNで配信された。ヘビー級では同じくマッチルームと契約しているジョシュア選手が「世紀の番狂わせ」で敗北しており、それに続く存在を担うはずだったホワイト選手の離脱は大きなダメージとなる。
また、7/27に開催されたスーパーライト級王座統一戦、フッカーvsラミレスにおいてもマッチルーム契約選手のフッカーが敗れた。
勝ったラミレス選手はESPNと関係が深いトップランク社の契約選手だが、以前から両者の強い対戦希望があり、またマッチルーム(およびDAZN)からは高額のファイトマネーの提示を受けたことからマッチメークが成立した。
もちろん、相手の土俵に乗る以上は勝つ自信があってのこと。これで2団体統一王者となったラミレス選手は、その先に4団体統一を見据えている。
※実はフッカー選手、最初のダウンの時に踏まれていたらしいです。あらあら。
DAZNと契約している「カネロ」ことサウル・アルバレス選手の次戦がなかなか決まらない。当初9月に予定していた興行は中止。10月にIBFの指名挑戦者であるデレイビャンチェンコ選手と対戦する方向で交渉していたが、こちらも決裂したとのこと。
これによりカネロ選手のIBF王座は剥奪されるとのことだが、複数団体を統一していればよくある話。全部の指名試合を受けることはできない。そのせいか、スーパー王座とかダイヤモンド王座とかよくわからないゆる~いタイトルが乱造されてたりもしますが。
同じDAZN傘下のミドル級の選手となれば、アンドラーデ選手、ジェイコブス選手、そしてゴロフキン選手というコマが揃ってはいるのだけど、彼らもあまり乗り気ではなさそうだし、DAZN側として困った感じ。
BREAKING: Sources tell @TheAthleticBOX that negotiations between Canelo Alvarez and Sergey Derevyanchenko are now officially dead. Alvarez has been stripped of his IBF middleweight title after 3 p.m. ET deadline came and went. Sides couldn’t agree on money
— Mike Coppinger (@MikeCoppinger) August 1, 2019
カネロと戦いたい選手ならここにもいる。我らが村田選手だ。彼はトップランクの契約選手なのでそう簡単に交渉は進まないだろうけど、ミドル級に閉塞感が漂ってきている中で、消去法的な考え方にはなるのだけど、村田選手の価値が相対的に上がるかもしれない。
もしカネロやゴロフキンとの対戦が実現するとなれば、日本のボクシング史上でも最大クラスの試合になる。そこには数億円のファイトマネーと人生最大のチャンスが懸けられることとなる。
マッチルームにとって次の勝負はこれですね。ロマチェンコ選手(トップランク契約)をついに引きずり出しましたよ。8/31(現地時間)にロンドンで開催。もちろんDAZNで配信予定…と書きたいところですが、日本ではWOWOWが放送するそうです。
あと、近い将来の話では井上尚弥選手の争奪戦も気になりますかね。トップランクが有力と言われてますが、マッチルームも興味があると明言しており、夢のあるマネーが動くことを期待しております。
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