炎上上等!インフルエンサー曰く、DAZNは「人間」を売れ?

「新R25」に掲載された以下の記事。ネットでは炎上商法?で知られる田畑さんと箕輪さんからDAZNがコンサルティングを受ける、という構成になっています。

最初に断っておきますが、この記事には[PR]の表記がついています。つまりDAZNがお金を出した、いわゆる「記事広告」というものですのでそれをふまえて読んでください。
DAZNが今後黒字化を達成するには、どのように会員を増やしていけばよいのか。そのためならなんでもやる。ある意味、そんな悲壮感すら漂ってくる記事だとも言えます。

「黒船」イメージで売ってはみたものの、その内実をみると、例えば広島やヤクルトは放映権を売ってくれない。阪神は売ってくれたけど5分ディレイという、いわば「不平等条約」を押し付けられている。ただ外資というだけで、これのどこが黒船なのか?という話ですよ。もう必死です。

それはともかく、内容は至って真面目と言いますか、ストレートだと思います。
新規顧客を獲得するには、まず潜在顧客層を増やすこと。その次にお金を払ってもいいと思わせること。その両方の課題に対して容赦のない提案がなされているという印象です。

もっとも、ここでなされた提案はこれまで地上波民放局がいろいろと試してきて、しかも批判を浴びてきた手法ではないか?という感じもしないではないです。
別にDAZNがテレビの真似をする必要はなく、DAZNの強みはライブなのですから、まずライブを充実させたうえで、その周辺を肉付けしていくことが求められるでしょう。

当ブログでは再三放映権の動きを追いかけてますので、DAZNでもコンテンツが増えたり減ったりするのを見ています。
それがある故のサブスクリプションなわけですが、たとえ減ったとしても解約を最小限にとどめるためには、複数の競技を視聴するファンを増やすことが大切です。
月1750円という価格設定も、特定の競技しか見ない人には割高の印象が強いでしょう。でも、複数の競技を見ればどんどん割安になるのです。

ですから、選手や監督などの人間関係や、マネジメントにフォーカスするというのもその延長線上にあるかと思います。
筆者はF1を長年見ておりますが、それこそ人間関係をいろいろと楽しんでおりまして。機械を使うスポーツではありますが、あくまで戦うのは人間たちだと思い知らされます。ドライバーも監督もメカニックも、さらにはレースの主催者も巻き込んだりして(^-^;

そんなビジネスの側面については、当ブログも微力ながらご紹介できるのかな…と。別にDAZNだけに限った話ではなく、スポーツに関心を持つ人が増えればよい。全体のパイが大きくなれば、あとはサービスによる競争となるのです。

外資の宿命と言いますか、どうしてもイギリス本部の意向が強く働いてしまうのでしょうが、この記事の内容が日本のDAZNを、そして本部を少しでも動かすことを期待してやみません。

まぁ、記事にしてる以上はすでに何かを仕込んでいると思いたいですけどね。

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