台風15号がDAZNの配信内容にも直撃。

千葉県の停電はいまだ完全復旧に至ってないとのことで、重ねてお見舞い申し上げます。

9/8(日)の夜に関東を直撃した台風15号。首都圏の鉄道は夜10時ごろには軒並み運転を中止し、翌朝の通勤通学にも大きな影響を及ぼしました。

この影響はDAZNの従業員のやりくりにも及んだようで、コンテンツに以下3種類の変更が発生しています。日曜夜は多くの配信がある時間帯なだけに苦渋の決断かと思います。

また、ブラック企業とのレッテルを貼られ、労働基準監督署からの是正勧告も出た状況において、だいぶ敏感になっているのは想像に難くありません。

●見逃し配信をキャンセル(ライブ配信のみ)

●ライブ配信をキャンセル(ハイライトのみ)

●日本語コメンタリーを中止し、英語コメンタリーに変更

これを見ると、日本側でやっていることと、イギリス本部側でやっていることの分担がなんとなく見えてくる気がしますが、当然内部のことは分かりませんので深くは突っ込みません。

ただ、日本語コメンタリーの中止は台風が去った後も長く続いたため、関係者が被災したのかも？と心配してしまいます。まぁ、MLBのエンゼルス戦については大谷選手の欠場が決まったため、そのついでという感は否めませんが。

他にも台風と直接関係なさそうなコンテンツがありまして、NFLのチーフスvsジャガーズ戦はどうも現地の映像が中断してしまったらしいのです。その原因は現地の停電だとのことでDAZNは悪くないのですが、まぁ悪いことは得てして重なるもので。

欧米の試合が多い以上深夜勤務が多いのは当然であり、適正な賃金を支払っていればブラックとの批判は当てはまりません。今回はたまたま深夜に台風が直撃してしまったがゆえに起きた珍しいケースです。

それでもタクシーなどを使って出勤させるとか、早めに出勤させて会社に泊めるとか、対策はとれたのかもしれません。

しかし、非常時においてもサービス品質を保つのが当然なのか。そういう意識がブラック体質を生み出す温床になっていないのか。ひとりひとりの職業観が問われる出来事だったと言えるでしょう。