なでしこ新プロリーグは秋春制? & Jリーグ予算承認
2021年の発足を目指している女子サッカーのプロリーグについて、秋春制が検討されているとのこと。
男子の秋春制移行を見据えた先行テストか?という見方は必ず出てきますね。もちろんまったくないとは言いませんが、まずは単純に注目を集めるために時期をずらすことから始めるのではと。
そもそも男子と女子ではクラブの数が全然違うのですから、女子のほうがまだ現実味があるということです。(新潟は心配ですが海側は積もらないらしい)
男子はこれまでに何度も立ち消えになっており、越えるべき課題が多すぎます。
先日開催されたAFC女子クラブ選手権では日テレ・ベレーザが優勝を飾りましたが、この大会自体10月に急遽開催が決まったものです。
女子サッカーに関する動きはこのところ驚くほど速く、おそらく女子のACL、そしてクラブW杯開催まで一気に進んでいくのではないかと。2021年にリニューアルされる新しいクラブW杯に女子の部が設けられることも充分考えられます。
その先には日本も招致活動を行っている2023女子W杯もあり、代表強化のためにも先行して秋春制を取り入れるというのはいちおう理屈としては成り立つ気もします。
もちろん財政基盤を固めるためには収入源が必要です。観客動員は短期的にはあまり期待できないとなると、やはり放映権料か。来年ローンチ予定の女子サッカー専門OTT「Wnited」が軌道に乗るかどうかも注視したいところです。
新リーグがここと組むかどうかは別として、今後世界の女子サッカーが独自に放映権を販売できるか、採算がとれるかは大変重要な要素となります。
放映権の話のついでにこの記事にも触れておきましょう。来年以降増額されるDAZNの放映権料を原資として借り入れも行い、先行投資に充てていくというものです。
10年で総額2,100億円というDAZNの放映権料ですが、最初の3年は160億円/年であることだけが分かっており、4年目以降については不明でした。
それが4年目からは185億円、6年目からは201億円になるらしい…ということが判明したわけですね。
積極的に投資していく姿勢はよいと思うのですが、うがった見方をするとそうせざるを得ない状況なのかも…と。まだ日本におけるDAZNの事業は損益分岐点に達していないでしょうし。最終的にはDAZNは安い買い物をした、と不満の声が出るくらいにはなってほしいものです。
まぁ、新規獲得にもっとも効果があるのはプロ野球12球団コンプリートではないかという気もしますけどね…(^-^;
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