スーパーラグビー、豪クラブが窮状を訴える。

スーパーラグビーに発足当初から参戦しているオーストラリアのチーム・ワラターズが、このままでは存続が危ういと警鐘を鳴らしております。

来シーズン限りでサンウルブズが除外され、再来年(2021年)から14チームとなるスーパーラグビーですが、レギュラーシーズン16試合が13試合に減らされます。すなわち、ホーム開催が8試合から6ないし7試合に減るわけで、その分の収入減が経営を直撃するのです。
サンウルブズの除外が決まった背景には、もともと来年までの5年契約だったこともありますが、やはりマネーの問題が大きく。

サンウルブズ存続の条件として10億円以上を要求されたとの報道もありますが、遠征に費用がかかり、かつ弱いチームをとどめておく余裕はなかったと。その裏には同時期に放映権の契約が更新されることもあり、テレビ局側の意思が働いたとも言われております。

ニュージーランドでは放映権料の値上げに成功したとのことですが、オーストラリアでは交渉に苦戦。ラグビーリーグを含む他のスポーツに押されている中、先のワールドカップでは準々決勝で敗退を喫し、さらに窮地に追い込まれております。
ということで、日本のラグビーのプロ化については現在さまざまな意見が飛び交っているところですが、スーパーラグビーを含め南半球とどう付き合っていくかは今後問われるところです。

スーパーラグビーも決して順調にはいってないのですから、いいところは取り入れながらも、日本独自のリーグを作り上げていくことを期待します。上記の記事では社会人チームとプロチームの両立を提案してますが、それも一案かと思います。

時間がないとは言いますが、いまを逃すともう次はないかもしれません。清宮パパのリーダーシップに期待ですが、日本ラグビー界にうごめく魑魅魍魎と果たして対峙できるのか。不安もまた大きいですね…

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